ネトゲにはまる少年が絶望し絶叫する動画が人気

2009年6月28日 14時01分
「ネットゲームのキャラクターを消されて錯乱する少年」の動画が話題となっている。
少年の兄弟によって仕掛けられた隠しカメラは、少年が絶叫しながら自ら服を脱いで暴れ回り、何かのリモコンを尻に刺そうとする狂乱の様子を余すところ無く伝えている。

 再生数はわずか一ヶ月で250万回を突破。1万5000件ものコメントを集めており、少年の様子が人々の心を動かしているのは確かなようだ。冒頭に出ている兄弟によって、少年は『World of Warcraft』(WoW)のキャラクターを消されたことが明らかになっている。

「WoW」は全世界で1000万人以上がプレイしているPC用のネットゲーム。仮想世界に接続したプレイヤー達が助け合って冒険するRPG。1000万人というのは会費を支払ってアクティブに遊んでいる人の数。月会費は14.99ドルだから、単純計算で一ヶ月あたり140億円の儲けがあることになる。39.99ドルの拡張パックが24時間で240万本売れており、一日で91億6800万円を稼ぐRPGといえばその凄さが分かるだろう。

「WoW」は良くできたゲームだ。序盤は簡単なお使い(クエスト)をこなしているうちにレベルが上がるばかりか、一緒に冒険することでゲーム友達ができる。ボスを倒してアイテムを集めるため技術の向上が求められるし、プレイヤー同士の対戦もある。対戦で勝たないと手に入らない強力なアイテムも用意されており、その深さは底なし。クエストだけでも7000個以上も存在するし、賞金総額2000万円以上の世界大会も行われている。

「一日に10時間近く遊んでもまだ足りなくて、体力の限界でやっとゲームを止める感じ。一日中『WoW』のことしか考えられなくなる。海外では数年単位で遊ぶ人も普通。そのキャラが消されたのだから動画の少年の荒れ具合は納得」(ゲームライター)

 アクションゲーム「Braid」でTIMES誌の「2008年ベストゲーム」を授賞したジョナサン・ブロウ氏はこうしたゲームデザインを「搾取的」と批判する。業界からも問題視されるほどの中毒性ということだ。

 そんな「WoW」だが日本ではサービスされていない。中国や韓国、台湾では遊べるので日本のみがスルーされた格好だ。これが良いことなのか悪いことなのかは分からない。

■関連リンク
Greatest freak out ever (ORIGINAL VIDEO)-YouTube

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