韓国で宗教間の対立が浮き彫りになっている。AFP通信が11日に伝えたところによると、韓国仏教組織は大韓サッカー協会に、サッカーの試合でゴールを決めた後、クリスチャンの選手がする“祈りのジェスチャー”を禁止するように要望しているという。
韓国仏教組織は、特にテレビ放送される試合に関して、重点的にこの習慣を禁止するよう同協会に伝えた。同協会の広報担当者は、「協会の方からはまだ返答していない。だが、個人的にはそれぞれの選手の宗教を制限することは難しいのではないかと考えている」と話す。韓国仏教組織では「国際試合では政治的なジェスチャーが禁止されている。だが、宗教的なものについては不確かだ」としている。
しかし韓国の教会組織はこれに反発しており、「ゴールを決めた後のジェスチャーを制限することは、宗教の自由や表現の自由を侵害することに繋がる」と述べている。
韓国では、バンクーバー冬季オリンピックのスピードスケート男子10000メートルでイ・スンフン選手が金メダルを獲得した際、地元テレビ局のコメンテーターが「神の御加護だ」と発言して非難され、辞職に追い込まれたこともあった。AFP通信は「韓国には1000万人の仏教徒と、1370万人のキリスト教徒がいる。2つの宗教はときどき不自然な関係になることがある」と結んでいる。





