【インタビュー】『ドラクエ8』の英語翻訳者が書いた『外国人のための忍者常識マニュアル』がスゴイ

2010年8月8日 18時44分

寿司、天ぷら、すき焼き、芸者など、これらの単語は海外でも広く知られているため、そのまま話しても外国人にも通じる日本語となっている。忍者という日本語も広く知られている日本語だが、「忍者」の起源とされる「忍び」という言葉を最初に使った人物をご存知だろうか? その人物とは、聖徳太子である。この事実は、我々日本人の間でもほとんど知られていない。

日本人でさえ知らないことが多い「忍者」の実態だが、海外ではさらに “間違った伝わり方” をしているという。「このままじゃいけない!」と思ったのか、忍者について正しく理解してもらうため、日本から情報を発信する夫婦がいる。アメリカ人のマット・アルトさんと日本人の依田寛子さんだ。二人は日本文化を正しく海外に伝えるために、とてもユニークな書籍を執筆しているのだ。

外国人のための忍者常識マニュアル- Ninja Attack !: True Tales of Assassins, Samurai, and Outlaws』(以下、忍者アタック)、この本は日本人にもためになる忍者の常識マニュアルなのだ。

マットさんと寛子さんは学生時代に出会い、アメリカで結婚。日本のゲームを海外向けに翻訳する会社を立ち上げ、アメリカで事業を行っていた。しかし日本企業を相手にアメリカで仕事をするのは不便であったため、2003年に日本に移住。株式会社アルトジャパンを設立し、現在まで翻訳業を行っている。 『NINJA GAIDEN』シリーズや『ガンダム無双』、『ドラゴンクエスト8』などのゲームも二人の手によって翻訳され、海外ユーザーの元へ届けられた。

順調に翻訳業を続ける二人だったが、どうしてもやりたいことがあった。それは自分たちの知る日本を、海外にもっと正しく伝えること。日本語として知られている言葉は数多くあるものの、そのほとんどが間違って伝わっているという。その原因について寛子さんは文化の違いを指摘している。

「たとえば『妖怪』という言葉がありますが、この言葉は日本人にとって自然に理解できるものです。でもアメリカでは『妖怪=悪魔』と受け取られてしまうんです。妖怪は悪魔ではないし妖精でもない。いわば身の回りの物を擬人化したのが『妖怪』なんですね。そのことを説明するのに、まずは日本の文化を理解してもらわないと伝わらないんですよ」。

二人が最初に出した著書『外国人のための妖怪サバイバルガイド – Yokai Attack!: The Japanese Monster Survival Guide』は、妖怪を正しく伝えるために大変苦労したそうだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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