急ぎの仕事で作った資料を印刷しようとしたらA4用紙がない!しかたなくB5用紙に縮小して印刷した経験があるかたも多いでしょう。
ところで、なぜ紙の規格にはAとBがあるのでしょうか。大抵のビジネス現場では、A4が通常に使用され、A3が大型資料等に使用、B5はA4ではやや大きすぎる場合。あくまで一例ですが人事辞令等に使用する企業もあるようです。
混乱するので統一したらよいのに…と思ったり、そもそもAとBができた由来はどのようなものなのでしょうか。教えて!gooでも質問が上がっています。
「用紙のサイズ」
質問者のmakotontonさんも同様の疑問を感じて、質問を投稿したところ、多くの回答が寄せられました。
「Aは国際規格、Bは昔からの日本の規格、という事みたいですね」(kingiさん)
「どちらもタテ:ヨコ=1:√2の比率になっています。そうすることで、半分に切ってもやはりタテとヨコの比率が1:√2になります。JIS規格仕上げ寸法では、A列の最大の紙はA0で、841mm×1189mmで面積が1平方メートル、B列の最大の紙はB0で、1,030mm×1,456mmで面積が1.5平方メートルとなっています」(poohronさん)
「A列は、F・W・オスワルト考案のドイツ規格(DIN)をそのまま採用
B列は、日本国産の美濃紙から」(redowlさん)
■AとBが生まれた由来
日本工業規格(JIS)では、JISP0202という規格で、A0は正確には「A列本判」、B0は「B列本判」と呼びます。
poohronさんの回答の通り、半分に切ると「A1」となり、A1をまた半分に切ると「A2」となります。
A例の由来としては、ドイツで1922年に制定されたDIN476規格(カーオーディオの1DINサイズなどにその規格名称をかいま見ることができる)に由来し、国際規格としてISO216に定められています。日本ではこの規格を1929年に取り入れて制定し、そのまま変わることなく、現在ではJISP0202に規定され、具体的サイズは、JISP0138に規定されています。
一方B列は、江戸時代に公用紙として流通していた美濃和紙に由来し、日本独自の規格です。尾張藩が美濃地方で作らせた紙が公用紙に採用され、障子紙の判形にもなり日本標準規格として、AとおなじくJISP0202 とJISP0138に規定されています。
しかし、国際規格ではないため、国際規格のISO216で定めたB列とは若干サイズが違うので、海外向けに用紙を使用するときは注意が必要です。…


