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「台風トカゲが接近」とかってなぜ言わないの?

2011年9月8日 07時00分 (2011年9月14日 06時49分 更新)

台風の名前の豆知識

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ニューヨークなどアメリカ東部を水浸しにしたハリケーンは「アイリーン」。6年前に南部を襲った超大型ハリケーンは「カトリーナ」。という具合にアメリカではハリケーンを人の名前で呼ぶ。天気予報で「アイリーン接近中」とか言われると、やけにインパクトがある。

翻って、毎年発生した順番に「台風1号」「2号」と番号で呼ぶ日本の方式は、まあ分かりやすいけれど何となく無味乾燥なイメージ。でも実は台風にも名前があるって知ってました?その由来について詳しく解説してあるのがこちらのQ&A。

台風にはなぜ名前が?

回答者のsaionさんによると、日本では戦前から台風を番号で呼ぶ方式を採用していたが、第2次世界大戦中、米軍の気象担当者が台風に自分の恋人や奥さんの名前を付けるようになり(よほど怖い奥さんだったのか)、日本にもそれを採用させたそう。戦後に日本が番号に戻した後も、米軍はずっと欧米女性の名を付け続けていたんだけれど、

   「東南アジア各国から『いつまでも米軍のつけた名前を使っているのはおかしい』という意見が出され、2000年からは東南アジア各国がつけた名前を使っています」(saionさん)

という経緯があるそう。

そういうワケで、この前の週末にかけて記録的な大雨を降らせた台風12号の名前は「タラス」(フィリピンの言葉で「鋭さ」の意味)。続いて太平洋上を北上している13号は「ノルー」(韓国の言葉で「ノロジカ=鹿の一種」の意味)の名が付いている。

気象庁のホームページにある「台風の番号と名前」によると、この名前は日本など14カ国・地域でつくる「台風委員会」のリストに従って付けられている。カンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」に始まって、各国が提案した140個の名前を順番に付け、一巡するとまた「ダムレイ」に戻るとか。

   「リスト式の名前の方が親しみやすいとかで(台風に親しみを持ってもねえ?)、日本以外の国では愛称が使われるようです。番号だと何年に来た台風だったかわかりにくいのが欠点でしょうか」(r-suzukiさん)

ちなみに日本が提案した名前は全て星座名で統一されていて、てんびん、ヤギ、ウサギ、クジラなどが登場する。今年発生した台風の中では7号が「トカゲ」だったし、もし21号まで発生すれば「ワシ」がやって来る。

ウサギやトカゲじゃあまり緊迫感は出ないけれど、「大型の台風クジラが上陸しました!」なんて言われたらかなり迫力がある。味も素っ気もない番号よりは、台風情報ももっと注目してもらえるかも?

鈴木聖子(Suzuki Seiko) →記事一覧

■関連Q&A
台風の名前どうやって決めるのですか?
「台風カトリーナ」とか誰がどのようにして名前をつけるのですか?
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