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研究者「同じミスを何度も繰り返す人は脳が上手く機能していない」

2013年3月14日 13時00分 (2013年3月15日 12時54分 更新)

「同じミスを繰り返さない」「過ちから学ぶことが大切」などとよく言われる。だが、一度失敗したらそこから学ぶ人がいる一方で、驚くほど何度も同じ間違いを繰り返す人もいる。彼らの違いはどこにあるのだろうか。

最新の研究によると、そもそも両者は脳の働きが違うことが明らかになったという。同じ間違いを何度も繰り返してしまう人は、脳が上手く機能していないというのだ。身に覚えのある方は必読である。

英ロンドン大学ゴールドスミス校のジョイディープ・バタチャルヤ教授は、男女36人を対象に実験を行った。まず、1.7秒という時間を感覚で計るよう被験者たちに指示する。そして、その結果がどれだけ正解に近かったか、どのようにすれば次回はもっと良い結果が出せるかなどをそれぞれに解説した。

この計測と解説を受ける作業を被験者たちに何度か繰り返してもらい、指摘された内容を基に彼らが前回のミスをどれくらい修正できているか調査した。さらに、解説を行っている最中の彼らの脳波についても調べた。

すると、自分の間違いについて指摘されているとき、一部の被験者の脳内では非常に活発な反応がみられた。このような人たちは、2回目以降の計測が明らかに前回よりも改善していることが判明。彼らは、「経験から学び、同じミスを繰り返さないタイプの人」だといえる。

それに対し、脳内にほとんど反応がみられなかった被験者たちの場合、計測と解説を何度繰り返しても結果があまり改善されていなかったそうだ。両者の違いは顕著だったという。

教授は、「ミスを指摘されたとき脳内が活発に機能していた被験者たちは、その間違いを次の計測に活かすことができていました。これは、経験から学べるかどうかには脳の働きが大きく関わっているということを意味しています」と説明している。

「つまり、どんなに『ミスから学ぶことが大切』だと頭では理解していても、実際に同じことを繰り返さないように脳が機能していない人は、再び同じ過ちを犯してしまうのです」とのこと。

みなさんの周りにも何度言っても同じミスを繰り返す人がいるかもしれない。しかし、彼らは必ずしもやる気がないわけではなく、経験から学ぶことの大切さをわかっていないわけでもないようだ。ただ、今回の研究結果によれば、少しだけ脳が上手く機能できていないのかもしれない。

参照元:Mail Online(英文)


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