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海外に思いを馳せるほどヒマな日は、海外在住の日本人ワーキングプアに迫る実録映像『現地採用残酷物語』を見ると元気が出るぞ(選者:GO羽鳥)

2017年8月12日 20時15分 (2017年8月18日 12時04分 更新)

世間はお盆休みで連休で、長い人だと6連休らしいが、自分はヒマで家にいる。もしくは普段通りに仕事している。一方のみんなは帰郷したり、国内旅行を楽しんだり、ここぞとばかりに海外旅行に行ったりもしているのに、なんで自分は……チクショウめ!!

そんな嫉妬を抱いたとき。もしくは、どこでも良いから海外に行きたくなったとき。はたまた仕事の場を海外に移そうと思っている人がいたら、ぜひとも今回紹介する実録映画『現地採用残酷物語』を見て欲しい。きっと心に変化が訪れるはずだから。

・やさぐれ旅行人 DJ北林 黙示録第10章 現地採用残酷物語
つい先日から、お盆休みで暇を持て余している方に向けた「ロケット記者がオススメする暇つぶしに最適な映画」なる企画が始まっているのだが、私(GO羽鳥)がオススメしたいのは映画というか記録映像というか、Amazonでも買えるDVD作品、その名も『やさぐれ旅行人 DJ北林 黙示録第10章 現地採用残酷物語』(長い)である。

ちなみにこの「やさぐれ旅行人 DJ北林シリーズ」、たま~に当サイトでも記事を書いてくれているクーロン黒沢氏の映像作品。現在までに15章まで発売されているが、私がイチオシしたいのは本作品の「10章」だ。

主役はカンボジアはプノンペン現地採用のワーキングプア、ソニーさん(仮名)。どんな内容なのかというと……

「海外就職希望者の夢を八大地獄の最下層――自由落下でたどり着くまでに二千年かかるという――阿鼻地獄まで突き落とす、そんなどん底の暮らしっぷりがカメラの前で展開される!

取材班は夜明けから深夜までロボットさながらに働き続けるソニーさんに密着。果ては一時帰国した彼を追って池袋のホームレス公園に潜入。これまで明かされることのなかった衝撃の過去を聞き出した。」(引用)

──てな感じなのだが、なにより素晴らしいのは予想外すぎる芸術性。

ソニーさんの生活っぷりや仕事っぷりは、正直「カッコイイ」や「うらやましい」といった憧れ感情とは正反対の方向に暴走しているのだが、いざ密着映像を見てみると……どういうわけだか、仕事できまくりの超絶カッコイイ男に見えてくるのだ。

まだ夜も明けぬ早朝のプノンペンを、ひとりテクテク歩くソニーさん。暗視カメラを使っているのか、緑色に染まったプノンペンの風景は、静止画で見てもカッコイイ。

その映像と共に流れるBGMのチョイスも素晴らしく、仮にどこかの国の映画祭に出したとしても、ぜんぜん恥ずかしくないレベルの奇跡的な芸術作品になっているのだ。

本作を見終えると、なぜか「がんばろう」という気持ちになってくる。その一方で「やっぱ海外に行きたいな」とも思えてくる。映像美にも感動するし、元気さえ湧き出てくる。ソニーさんのような人生に憧れることはないと思うが、あなたの心に変化が訪れるのは間違いない。隠れた名作、それが『10章:現地採用残酷物語』なのである。

参考リンク:SIX SAMANAAmazon
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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