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2016年1月8日

アリの脳を書き換えて行動を変化させることに成功。将来的には人間にも応用可能と科学者(米研究)

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 自分の意志とは無関係に自分の行動が決定づけられてしまう。そんなSFライクな未来もそう遠くないのかもしれない。

 最新の研究では、アリの個々の脳のプログラムを書き換えることに成功している。これはアリの遺伝子活動を投薬で調整することで実現された。将来的には人間のような他の動物の行動を書き換えることも可能になるかもしれないそうだ。

 アリの採餌活動を書き換えることに成功したのはアメリカ、ペンシルベニア大学のシェリー・バーガー教授らだ。同教授らは、DNAの配列を変化させずにエピジェネティック(後成的)に遺伝子をオン/オフする方法を研究している。

 研究対象となったオオアリの巣には2種類の働きアリが存在する。主要な働きアリは大きな頭と顎を持つがっしりとした身体つきをしており、大きな餌の収集や巣の防衛を担当する。一方で、ずっと小さいが戦略的な働きアリもいる。こちらは他のアリを動員しつつ忙しなく餌を集め、数の上では大型働きアリの2倍いる。

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 バーガー教授らの先行研究からは、どちらの種類の働きアリも同じ遺伝子が発現しており、それ以外の要因によって大型となるか小型となるか決まることが明らかとなっていた。また小型働きアリは脳の発達に関与する遺伝子が活発であることも判明していた。

 細胞内のDNA鎖はヒストンというボール状のタンパク質の周りに巻きついており、これがより大きなタンパク質複合体にしっかりと包まれている。

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