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2016年2月13日
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知ってた?かつて音楽は神経を冒す病原体と考えられていた



 心に強力に作用する音楽は、科学および社会と奇妙な関係にある。現在、様々な症状を癒す道具として使用されることもあるが、同時に対テロ戦争の捕虜を拷問するために利用されることもある。そして、実はごく最近まで精神疾患と結び付けられ、神経を冒す病原体のようなものと考えられていたのだ。

欧米の医学界における音楽と精神疾患の歴史 

 事実、ヨーロッパとアメリカの医学界には、単なる音楽鑑賞を心の病や情緒不安定と結び付けて考えてきた長い歴史がある。音楽は一般的には認められた芸術であり、文化の不可分の要素でもあったが、あまり好意的ではない見方もあったのだ。

 数百年にもわたって、医師たちは音楽が与える健康への悪影響について記してきた。神経への過剰な刺激から洗脳まで、様々な医学的な説が唱えられ、長時間の音楽鑑賞や不適切なジャンルの音楽を聴くことで精神が侵される機序が説明されてきた。

 病的な音楽というコンセプトを発展させるための学説のほとんどはナンセンスであった、とイギリス、ニューカッスル大学の歴史家ジェームズ・ケナウェイ氏は、科学誌『プログレス・イン・ブレイン・リサーチ』の中で論じている。「本質的に性、ジェンダー、社会秩序、自制に関連する音楽への道徳的反対が医学用語の皮をかぶったものであることは明らかだ」と。
 
 医師の大きな勘違いの歴史を知ると胸がざわつく。だが病的な音楽の歴史からは、科学の”非”実践についていくつか教訓を得ることもできる。
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