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2016年3月2日

自分とは全く無関係な第三者を非難する正義の名を借りた制裁は実は理にかなっていた(米研究)

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 ネット上では正義の名を借りた私刑が横行している。確かに非難される対象は、自己中心的であり、社会通念上褒められた行為ではないが、直接被害を被ったわけでもない、当事者とはまったく無関係な人々が、声を荒げて責めに責めまくる。

 勤務中にフェイスブックを覗くような輩を非難し、浮気をする友人を注意するのは人の常である。それは自分自身の生活にはほとんど影響を与えなかったとしてもだ。

 自分が直接影響を受けていない人物を罰することを”第三者処罰(Third Party Punishment)”というが、これは様々な文化で一般的に見られることである。自分だけの利益のためにルールを犯す人物に罰を与えることは、社会全体としては理にかなっているのだ。

 しかし、実社会において、誰かが誰かを非難すれば、高い代償を払うことになるかもしれない。友情が壊れるかもしれないし、恨みを買うこともあるからだ。

 それなのに、なぜ人は非難するのか? 『ネイチャー』に掲載された最新の研究がその問いに答えている。

マネーゲーム実験

 アメリカ、イェール大学の心理学者ジリアン・ジョーダン氏らは、シンプルな経済ゲームを利用してこの現象を研究した。

 このゲームは以下のような2つのステージで構成されていた。

1. 第1ステージでは、被験者の1人にお金を与え、お金を所有するか、別の被験者と共有するか選んでもらった。3人目の被験者はやはりお金を与えられているが、第1の被験者がお金を共有しなかった場合に、それを罰するか否か決定することができる。

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