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2016年3月25日

イルカの目を持つ人間の子どもたち。日々の大半を水中で暮らす海の遊牧民、モーケン族(タイ)

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 地球上の生物は環境に適応しながら生き延びていく。それは我々人類も例外ではない。進化と共に必要な能力を得て、必要とされない能力は情報として組み込まれていながらも葬り去られていく。

 その暮らしのほとんどを海の中で暮らすというタイ西部に住むモーケン族の子どもたちは、海の暮らしに適応した能力を持っている。そう、陸上でほとんどを暮らす我々が失っていった能力であり、イルカやアザラシが持っている能力である。

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How Moken children see with amazing clarity underwater - Inside the Human Body - BBC One

 海の遊牧民と呼ばれているモーケン族は、生活のほとんどをアンダマン海の浅瀬の中で過ごす。彼らは子どものころから、自由自在に水の中を泳ぎ回り、歩いたり狩りをしたりすることができる。

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 彼らは水中で目がよく見える。いったいなぜなのだろう?

 1999年、スウェーデンのルンド大学のアンナ・ギズレンが、その謎を解明しようとのり出した。わたしたちの目は、水中ではぼんやりと不鮮明になってしまう。光は空気中から水に入ると屈折する。人間の目に光が入ってきたときもそうだ。これは角膜の外側に水分が含まれていて、まわりの空気よりもわずかに密度が濃くなっているためで、目のレンズがさらに屈折率をあげている。

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 ところが、人間の目が水中にあるとき、角膜の厚みは同じでも、水から水では光は屈折しない。

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