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2016年3月25日

胎教だった。ヒナ鳥は孵化する前にすでに親鳥からさえずり方を学んでいることが判明(オーストラリア研究)

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 鳥の歌声は、あるときはパートナーに捧げる愛の歌だったり、またあるときは縄張りに侵入する者への警告音となる。そんな鳥のさえずりは何年にも及ぶ修練の賜物だ。

 最近発表された研究によれば、その練習を一足先始めている雛がいるようだ。セアカオーストラリアムシクイはつがいでさえずる美しいデュエットで知られているが、実はこれは卵の中の雛に胎教をしているのだという。

 雛たちはこの鳴き声から歌い方を学び、孵化したときには親鳥とそっくりな声でさえずることができる。

 研究者によれば、こうした胎教はカッコウのような托卵によって巣を乗っ取る雛と我が子を区別する上で重要なのだそうだ。また飲み込みが早く、生き残る可能性が高い雛を選別する上で役に立っている可能性もある。

 実はこうした行動は、ルリオーストラリアムシクイでも確認されていた。オーストラリア、フリンダース大学の生態系学者ダイアン・コロンベリ=ネグレル博士がこの発見をしたのは偶然だったそうだ。

 「敵に対する警告を録音するつもりだったんですが、オーストラリアムシクイは捕食される可能性が高いので、マイクを巣の下に仕掛けていたんです」

 これがきっかけでルリオーストラリアムシクイの雛が卵の中で学習していることが判明した。

 そこで同様の調査をセアカオーストラリアムシクイで行ったところ、ここからもメス鳥が卵に話しかけていることが確認された。また親鳥は孵化した後も、5、6日は雛に鳴いて話しかけていた。

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