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2014年1月15日

乗客が撮影した、飛行機墜落事故の瞬間映像! 1名が死亡した事故の全貌、死の瞬間人は何を思うのか?

 ケータイ写メやスマホのカメラにコンパクトデジカメ。デジタルテクノロジーの普及によって、いまや誰もがフォトグラファー。というか、事故や事件が起これば、そこには誰かしらカメラを持つ人がいて、万人がジャーナリスト状態な昨今。たまたま現場近くにいた人がケータイなどで撮影した映像を報道機関が入手し、ニュースで放映することがしばしばあります。

 たとえば飛行機事故の場合。事故の決定的瞬間を捉えた映像はたいてい、第三者の手で事故現場の周辺、つまり、事故機の外側から撮られたものですよね。ところが先週末、ネット上で話題になった映像はひと味違いました。理由は、事故機に搭乗していた乗客自身がウェアラブルビデオカメラで撮ったものだったからです。


動画はコチラ→http://tocana.jp/2014/01/post_3504.html

 「まずは目を閉じて音を聴いてください」

 というアナウンサーのコメントで始まるKITVのニュース映像。離陸時には既に飛行機のエンジンから異音が発生していた模様で、放映された映像には、窓の向こうからみるみる海面が迫ってくる様子や開いた扉から機内に浸入する海水のしぶき、そして、不時着したセスナの機体に掴まり救助を待つ、ライフベストを身につけた乗客たちの姿が映っています。

 事故が発生したのは昨年12月11日。モロカイ島のカラウパ発ホノルル行き15時35分発のセスナ機が離陸後エンジンパワーを失い、離陸から2分後、およそ800mの地点で墜落。しかしながら、操縦士のクライド・カワサキ氏は驚くべき緊急着水を成功させドアを開放、乗客たちを機外に避難させたのでした。機外に避難した時点で乗客8名は全員が無事。その後マウイ消防署救急隊と沿岸警備隊によって救助されたのです。とはいえそのうちの1人、ハワイ州の保健局長、ロレッタ・ハディさんが救急隊の到着の80秒後に意識不明の状態で発見され、亡くなったのは不幸なことでしたが・・・。

 この映像を撮影したのはフェルディナンド・プエンテスさん。彼はそのとき持っていた「Go Pro」という小型の防水防塵ビデオカメラを使って、事故の一部始終を撮影していたのでした。このビデオカメラはサーファーだった創業者が自分のサーフライディングを撮影するために開発しただけあって、海への墜落事故というシビアな撮影条件のなかで貴重な映像を残すことができたのでしょう。それにしても、墜落の恐怖に圧倒される中、再びカメラのスイッチを入れ、事故の一部始終を撮影したというのですから、フェルディナンドさんはよほどキモが座っているか、強烈な好奇心の持ち主というか。

 墜落した瞬間頭の中には家族のことだけが浮かび、生命の危機に瀕していることを感じたというフェルディナンドさんですが、彼がインタビュアーに語った墜落時の心情が興味深い。

「1ナノ秒、ほんの一瞬時間が止まり、まるでそれまでの人生が目の前を通り過ぎたように感じたんだ」

「死に直面する事態に陥ったとき、人の脳裏には人生が走馬灯のように浮かぶ」ということはよく言われます。一説によると、この走馬灯体験は、脳のなかで記憶を管理する部位、海馬の酸素欠乏により引き起こされるのだとか。死の恐怖で酸素欠乏に陥ることにより、生命を維持するための情報が納められている海馬の一部が機能不全に。そのバックアップ策として脳は、長期記憶を司る側頭葉にアクセスし使えそうな過去の記憶をサーチするわけですが、その結果、忘れていた過去の記憶を想起させるようなのです。

 「人生が走馬灯のように浮かぶ」

 このことは単なるものの例えではなく、どうやら実際に起こる脳内現象のようですね。
(セルジュ・サキヤマ)

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