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2016年3月21日
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決して消えないベトナム戦争の記憶とケロイドの激痛 ― 40年前、ナパーム弾で全身が焼けただれた少女は今…

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 何かに怯えながら、カメラに向かって走り寄ってくる子どもたち。その後ろには、銃を持った兵士たちが途方に暮れながら歩いている。真ん中には、下着さえも身につけずに裸で走る少女が、ひときわ口を大きく開けて泣き叫んでいる。少女の名は、キム・フック。当時9歳だった彼女は、この時に負った火傷に40年以上も悩まされてきた……。

 泣き叫ぶキムを捉えたこの写真は、ベトナム戦争中の1972年、ベトナム人カメラマンのニック・ウットが撮影したもの。『戦争の恐怖』と題されたこの作品は、翌1973年にアメリカで権威あるピューリッツァー賞を受賞した。

【画像はコチラ→http://tocana.jp/2016/03/post_9214.html】

「米ソの代理戦争」と言われることもある、ベトナム戦争。ベトナムの政権対立に乗じて、資本主義国と共産主義国との争いが持ち込まれ、戦争は長期化し、多くの国民や兵士が犠牲になった。戦争の真っ只中だった1972年6月8日、南ベトナム軍が交戦地のチャンバラにナパーム弾を投下。キム・フックはこの空爆でひどい重症を負い、逃げ惑っていたところを撮影されたのだ。

 ナパーム弾とは、原油から抽出されたナフサという液体に、増粘剤のナパーム油などを加えて作られた焼夷弾のこと。ゼリー状できわめて高温度で燃焼し、人体などに付着すると簡単には剥ぎ取れないため、水による消火が困難な兵器だ。キムの服にこのナパーム弾が付着し、消火することができなかったので、服を脱いでなんとか一命を取り留めたという。

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