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2016年3月24日
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荒木飛呂彦になれなかった、もう1人の天才漫画家 ― 巻来功士が語る「少年ジャンプ舞台裏と表現規制と…」

『週刊少年ジャンプ(以下『ジャンプ』)』――それは筆者のような1970年代生まれの人間にとっては避けて通ることのできぬ雑誌の形をした金字塔である。と同時に、我々のような出版業界の裏側を引きずり歩いて大人になった人間には、もはや同じ業界とは思えぬほど遠くの方で燦然と光り続ける表舞台である。

 しかし、昨年行なわれたなべやかん氏主宰のトークライブ『T-1グランプリ』で、連載当時の『週刊少年ジャンプ』の裏側を語っている巻来功士氏を見て、なぜか言いしれぬ親近感を覚えた。

 自らの理想と外圧の狭間でもがき苦しみ、傷付いたあまりに極北を目指してしまうそのナイーブな人生の選択は、今やアンダーグラウンド稼業まっしぐらな筆者にもわかる、否、わかりすぎるほど哀しい人間ドラマである。そして、それらすべての苦悩は、先月2月7日に刊行された新刊本『連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏』(イーストプレス刊)として、見事にアーカイブ化されている。

 1980年代、毎週数百万部を売り上げる途方もない巨大漫画ビジネスの真っ只中で、少年誌の範疇を逸脱する独自のエログロ路線の作品を追求した結果、極めて数奇な運命を辿ることになった漫画家・巻来功士氏に、そのキャリアにおける裏表、光と影が激しく交錯するその半生を聞いた。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2016/03/post_9233.html】

■編集者の要らない漫画家

――2月6日に阿佐ヶ谷ロフトで行なわれた出版記念イベントのトークショーでお聞きした感じ通りだと、本書は“鬱屈とした恨み節の本”であるかと思ってました。

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