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2016年3月27日
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被災者の心を読み解く「21の幽霊体験談」! 子どもの遺体を導く母、憑依する霊……

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 過去には国会新聞社で編集次長を務め、お堅い政治からマニアックな民俗学まで、さまざまな分野に造詣深い作家、宇田川敬介氏。現在、フリージャーナリストとしても活動する彼がこの度、東日本大震災の被災地で暮らす人々が体験したスピリチュアルな出来事を紹介する書、『震災後の不思議な話』(飛鳥新社)を上梓した。

 怪談をテーマにしていることから、幽霊を中心としたオカルト本だと思われるかもしれないが、それは必ずしも正しくない。本書では、大切な人を亡くしながら今もなお被災地で生きる人々を取材し、被災者が実際に体験した不思議な現象を現地に伝わる昔話や民間伝承に照らして、その意味するところを分析している。

 選び抜かれた21の体験談は、ひとつひとつが不思議でありながらも、心に響く何かが感じられるのは、被災者の心の叫びがそれぞれの話に散りばめられているからだろう。人々の思いが起こした奇跡の数々は、オカルト的にも、民俗学的にも興味深い内容となっている。

■助からなかった人々の思い

 津波から逃れることができなかった人々はいかほどに無念だっただろう。特に、自らも命を落とし、さらに子を救えなかった母の心情は察するにあまりあるものだ。その無念さを感じさせる話が、第二幕で紹介されている。

 とある地区では高台に神社があり、地震が発生した場合は皆そこに避難することになっていた。そして被災後、逃げ遅れた人にも場所がわかるように、交代で境内にたき火を絶やさないようにしていたのだが、そこで不思議な事が起きる。

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