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2016年3月29日
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見ているだけで鬱になる絵 ― “不気味な水平線”を追い求めたトワイヤンの根暗すぎる世界

 たしか学生時代のことだったと思うが、1冊の本を買った。タイトルは『Les Grandes figures du SURRÉALISME international(シュルレアリスム人物事典国際版)』 。事典といっても、250ページほどの薄いものなのだが、アンドレ・ブルトンらの大御所から、マイナーなシュルレアリストまで幅広く紹介されていて、当時はカタログとして重宝したことを思いだす。

 ちなみにこの本、国際版と銘打っている割には、アジア圏からはただ1人、瀧口修造がエントリーされているのみ。瑛九なども収録されていいと思うのだが……。まあ、そういう超マイナーな作家たちは、このコーナーで紹介していけばよいだろう。

【トワイヤンの作品とその他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2016/03/post_9278.html】

■偉大な画家、しかしあまり知られていない

 そこで今回は、トワイヤン(本名:マリー・ジェルミーノヴァ)というチェコの女性シュルレアリストを紹介したい。というのも、トワイヤンという画家はこの事典のなかで、“Grand peintre, mais un peu méconnue(偉大な画家、しかしあまり知られていない)”と、まさにこの連載で取り上げるにふさわしい紹介のされ方をしているからである。

【トワイヤン年譜】
 1902年プラハ生まれ。23年、プラハで「デヴェルチュシル」というフランツ・カフカも所属していた前衛芸術グループのメンバーになる。

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