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堀井雄二がそこで一言「ジャンプに出ている漢字だけ使え」〈ゲーム作家が語るゲームシナリオ座談会 1〉

2011年3月8日 11時00分

エキレビゲームデザイナー3人衆。
麻野一哉(左)。「ドラゴンクエスト4」「ドラゴンクエスト5」にプログラマーとして参加、以降、「弟切草」「かまいたちの夜」「街」「銃声とダイヤモンド」などをディレクション。「『トルネコの大冒険』のシナリオは全部書いたった」
米光一成(中央)。「魔導物語」「ぷよぷよ」の生みの親。「トレジャーハンターG」「バロック」ではディレクター。「なにもかもひとりでやるのが理想、基本、シナリオもじぶんで書くよ」
とみさわ昭仁(右)。「ポケットモンスター」シリーズのメインシナリオライターなど。「リメイクシナリオを担当した『桃太郎伝説モバイル』が4月1日に発売、よろしくね」

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エキサイトレビューライターの中には、ゲームのディレクターやシナリオライターが3人もいる! せっかくなので、自作について語ってもらいましょう。
名づけて「ゲームシナリオ座談会」。
クリエイターの目線から語る、思い出深いゲームシナリオやセリフ。うん、これは面白くなりそう。
では、とみさわ昭仁さん、麻野一哉さん、米光一成さん。よろしくお願いします。


「桃伝」シリーズはダジャレOK

米光 とみさわさんが関わっている「桃太郎伝説」のリメイクってもうすぐ発売だよね。
とみさわ 「桃太郎伝説モバイル」ケータイアプリで4月1日リリースです。
麻野 テキストってそのまんまなん?
とみさわ いや、かなり変わっていますよ。なんせ24年も前のゲームですから。
米光 そんなに経っているんだ!
とみさわ 「桃伝」ってギャグが命みたいなところあるんですけど、それが古いわけですよ。「あかおにホーマー」や「ジャキチェーン」とか(笑)。
麻野 ボブ・ホーナーね。いまだと絶対伝わらないでしょ。
とみさわ 懐かしいから、そのままでもいいんじゃないと言っていたんですけど、さすがになかろうと。基本の流れはあまり変わっていないんですけど、ディテールやイベント、キャラを変えて、そこにまつわるセリフも変えたりしてます。
麻野 どういう風に変えたの?
とみさわ 「鬼ザイル」っての出したんですよ(笑)。没になったんですけどね。
米光 わー(笑)。
とみさわ 「桃太郎伝説II」に5色の「オニレンジャー」ってのがいたので、そいつらを出したかったんだけど、「なんとかレンジャー」自体古いねって話になって。じゃあ鬼がVの字に5体並んで「鬼ザイル」って名前にして出そうって。
麻野 アホやなあ(笑)。
米光 それ見たかったなー……。
麻野 そういえば、「かまいたちの夜」でも似たようなのがあったなあ。「私をスキーに連れてって」をネタにしたのがあったような気がする。記憶曖昧だけど。
とみさわ 時代ですねえ。気を使いますよね。「桃伝」シリーズはダジャレOKなので、自由な感じはありますよね。「天下一ダジャレ大会」とかも開かれていますし。


情報はひとつじゃないとわかりにくい

米光 極端だけど昔のゲームって全部テキストだった。「ドラゴンクエスト1」で勇者のグラフィックって、正面だけで、横の人と対話しているのに横向かない。失礼なヤツですよ、勇者。でもプレイヤーは記号として受け取っているから、正面でいい。

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「ドラクエ」や「トルネコ」の製作話を聞いてひとり興奮している俺(手前左)。<br...

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