自分は熱狂的な双海亜美・真美好きだったので、その二人が手に入ればいいかなー程度で手を出してみたんです……。
アイドルマスター」が「モバゲー」でもゲーム展開されたんですよ。
その名も「アイドルマスターシンデレラガールズ」。
今のところ「モバマス」「モゲマス」など色々な略称があるようです。個人的に好きなのは「シンデマス」。

で、最初はぶっちゃけそんな興味なかったんです。
だって音楽と踊りのないアイマスですよ? そんな、ねえ。
モバゲー自体はちょこちょことはやっていたので、ふーんなるほどねー程度でした。
一応事前情報は聞いていました。普段のメインキャラ以外が凄く多いと。
ところがやってみて驚いたの何の。100人以上全員、キャラが立ってる……。
100人以上もいたらさすがにどっかでキャラかぶりしそうじゃないですか。そんな梁山泊に向かうわけじゃあるまいし。
どっかで破綻しそうだなーって思っていました。
ところが見事に全員性格や容姿がバラバラ。そしてほぼ全員何かしらのフェティッシュをもっていて、絵もセリフもどこかしら「かわいい」という、見事にハートを射抜いてくる有様。ケータイを握りしめてぼくは困惑したものです。
これ画期的ですよ。
だって、基本になる「アイマス」はメインキャラ達ってわりと正統派に「ヒロインらしい」のですが、コレに出てくるアイドル達って絶対普通のゲームだったらメインにならなさそうなキャラがいるんですもの。

それを自分で選択し、メインプレイキャラにすることができるってのは、新しい可能性ですよ。

簡単にゲームを説明します。
「アイドルマスター」本編とは全くストーリーは関係ありません。カードでデッキを作って対戦する、コレクションカードゲームに近いです。
属性が3つ、王道アイドル的な「キュート」、かっこいい系の「クール」、超ハイテンションな「パッション」。それぞれにキャラが同じくらいの数存在します。
どれをメインに選んでもそんなに攻撃・防御に偏りはないです。
都会の様々な街を練り歩いて、営業しながらスカウトするところからはじまります。要はゲームを進めると新キャラのカードが手に入る仕組み。
キャラカードは同じキャラカードと組み合わせることで「自分と向き合って」アイドル化し、強化されます。また、別のキャラを「レッスンパートナー」にして昇華する(消えちゃうってこと)ことでレベルアップしていきます。かぶったアイドルなどは「移籍」してゲーム内通貨になります。


なかなかにうまい言葉でまとめてます。シチュエーションだけみると「原宿の街でスカウトした女の子を連れて行って、自分の育てているキャラに合成して強化する」ように見えますが、そんなことないです! ないよ!
芸能界って怖いね。
強化したキャラのカードを5枚組み合わせて、他の人と対戦ができます。
対戦すると「親愛度」があがって更に強化されたり、ファン数が増えたり、営業中にゲットできるステージ衣装(注・単なるイベントアイテムなので買ったり着せたりできません)を奪うことができるので、必然的に対戦がメインのゲームになっていく、という仕組み。
なんだか「女の子がすごいトレーニングを積んで、他の人のところから衣装を強奪するためにガチで殴りこみにいく」みたいなシチュエーションに見えますが、そんなことないです! ないよ!
芸能界って熾烈だね。

とまあ、ここまでだと「じゃあ強いカードないと永遠に勝てないじゃーん」となりそうですが、割りと無料で通常に手に入るカードでも、きちんと育ててデッキを組めば勝てます。
「お金払わないといけない!」ってゲームではないですし、みんなにボコボコにされるだけのゲームでもないです。レベル差がでかすぎる場合はブーイングが起きて、レベルが上のプロデューサー(※プレイヤーのことです)が自動的に負けるのでそこもご安心を。
アイドルカードも集めるのが死ぬほど大変というわけでもなく(レア・Sレアは除く)、結構普通に遊んでいてボロボロ出ます。余裕で所持数オーバーするくらいに。
また、最初に選んだ3つの属性でレアカードをもらえたり、日記を書いたりすると手に入る「水瀬伊織」が非常に便利な特技をもっているカードとして入手できる(レベル高くなっても、とても使える)ので、特別な無茶をしなくてもちゃんと遊べるようになっています。ちなみにカードはトレードで入手することも可能です。

で、ここからです。
序盤の弱めのキャラから、レアなキャラまで、キャラクターの立ち方が尋常じゃない。
強くして勝ちまくる、ファン人数を増やしてトップアイドルを目指す、というのがメインの遊び方なんですが、究極的には好きなキャラをとことん育てて大切にするゲームなんじゃないですかこれ。
100人紹介するのはムリなので、かなり個人的な視点ですが「このキャラは面白い」というのを(カード的な強さとか無視して)紹介してみます。

福山舞
パッと見た瞬間に誰もが思うはず。「この子、N○Kの子供番組で料理してなかった?」と。
もちろんゲーム内でそんなことはしませんが、10歳でこのルックスは割りとびびります。
今回はさすがにキャラ多いだけあって、この子を含め小学生もそこそこ多く、小学生アイドルデッキを作ることも可能。ぼくはロリコンなので、正直ちょっと狙い中です。

高橋礼子
こちらは逆に、なんと31歳というキャラ。アイマスの年齢幅がこれで、9歳から31歳までとものすごい勢いで広がっちゃいました。
31歳の妙齢の女性をスカウトして「アイドルになりましょう」とはどういうことですか。なんて素晴らしいことなの。
セリフもセクシーなものぞろいなのでドキドキします。

城ヶ崎美嘉・城ヶ崎莉嘉
これは今までのアイマスでは絶対ありえなかったコギャル・マゴギャルの姉妹です。
ギラギラしたメイクとチャラチャラしたノリ。こっちに来たかー、そうきたかー。でも確かに、「コギャル萌え」な人はいるはずなわけですよぼくとか。
よくぞ作ったなあというキャラです。ちょっと目からウロコ落ちました。コギャルどころかヤンキーっ子もいるので探してみてください。
えっ、今コギャルって言葉使わないって? う、うん。

三村かな子
性格的には別に特筆するところはないんですが、なんといってもこの子非常に珍しいぽっちゃり体型。
いやあ、よく心得ていらっしゃる……アイドルって確かにスレンダーな子多いですが、オトコノコってぽっちゃり体型好きなんですよそうなんですよ。
そんな彼女を育ててアイドルにしていくと愛着がわいてしまうというのもしかたないもの。このゲームのフェティッシュさへのこだわりが如実に出ている子です。

諸星きらり
「うきゃー!」「きらりん☆」と、なんだか懐かしいノリのアイドルっぷりを発揮するキャラ。最初「こ○ん星からきたのか!」と思わずツッコミを入れてしまいました。とにかく会話がトびっぱなしでおっちゃん脳みそ付いて行かないよ!
しかし彼女のビックリはそこじゃありませんでした。なんと身長182cmと大柄なんです。
この高身長で「うきゃー!」とか言われたら、そりゃなんかこう、見ていて心に新しい扉が開いちゃいます。

双葉杏
今作最大の問題児。なんとこのキャラニート。着ているTシャツも「働いたら負け」。使える能力は「だらける」。セリフも「……も、もう帰りたい」。見た目からしてやる気ゼロです。
おおよそアイドルと正反対のベクトルに位置する彼女は、17歳で身長139cmというこれまたマニアックな見た目。うーん、まさかアイマスでアイドルと正反対のキャラが活躍するとは……。だがかわいい。かわいいのです。

正統派なアイドル系キャラや、様々なアニメや人物をフィーチャーしたようなキャラ、おおよそアイドルとはかけ離れたようなキャラまでずらり勢ぞろいです。
今回は色物というかぼくの好みばっかり並べましたが、ほんとなんでもありすぎるラインナップなので、プレイしてお気に入りの子を探してみてください。
ここまでバリエーション豊かでキャラも丁寧に作られていると、一人くらいツボに入るキャラに出会えるはず。

個人的な希望を勝手にここで書いてしまうと、このゲームの人気キャラ達はせっかくこんなにもキャラ立ちしているので、アイマス本編のダウンロードコンテンツに逆輸入されないかなー、と。
カードの彼女たちも十分かわいいのですが、やっぱり動いてるところみたいですしね。
あと、ゲームの性能上の問題もあるので一概には言えないんですが、ゲームの中で友人検索できる機能は欲しいなあ。
あ、「スマホだからできない!」という方もご安心を。ちょうど最近スマホ対応になってプレイできるようになりました。
それどころか普通のケータイでやるよりもはるかに綺麗な画像が見られるので、むしろオススメです。
ぼくはこれやるためにスマホに変えようか真剣に悩んでいるくらいです。

この手のゲームは「どこまでが無料でどこからお金かかるのか」不安だと思うので書いておきます。
まず、色々なアイドルのカードですが、基本は無料でガチャガチャをまわしてゲットできます。
まあほとんどレアはでません。だから「レア」なわけで根気はいりますが、挨拶などすればガチャ回すためのポイントは手に入るので楽しめます。
課金制なのは、レアのみが出るガチャガチャ。またゲーム内でも入手可能ですが効率を求める場合便利な回復系アイテムも課金制です。課金したアイテム類は奪われることはありません。
普通の「アイドルマスター」と違って、きせかえ衣装はありません。途中手に入る「ステージ衣装」はあくまでもイベントアイテムなので着られません。じゃあなんで奪い合うかというと、6種類集めるとレアカードが手に入るからです。ここが対戦の楽しいトコロなんだなー。

ではぼくはギャル姉妹を探しながら亜美真美を育てる旅に出ます!
(たまごまご)