今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

ゲーム業界に嵐を呼ぶ「BitSummit」インディゲームパワー大爆発レポ

2014年3月25日 10時00分 ライター情報:小野憲史

日本最大のインディゲームの祭典、BitSummitの公式ポスター

( 1 / 3 )

[その他の写真を見る]

BitSummitを皮切りに、東京ゲームショウでもインディコーナーが設置されるなど、大きな展開を見ました。今年度の成功で、その流れが決定づけられたと言えるでしょう。

またプロでは逆立ちしても作れない自由奔放なゲームが作れるのもアマチュアの強み。中でも100円ショップで売っているA4サイズのプラケースに、32個×16個のLEDを並べてディスプレイを作り、押しボタンスイッチで操作する格闘ゲームが出展されたのには、ひっくり返りました。こんな粗い画面でも、ちゃんと遊べるんですよ皆さん! 本作を出展したRIKIはファミコンの限界に挑戦したアクションゲーム「キラキラスターナイト」も出展し、BitSummitアワードで「革新的メビウスの帯」賞を受賞。この時代を逆走する感覚はインディならではでしょう。

一方でステージイベントでは豪華ゲストがずらり。オープニングは昨年度に続いて、ゲーム音楽の鬼才サカモト教授が登壇。続いて「Rez」「Child of Eden」の生みの親として知られる、ゲームクリエイターの水口哲也氏が登壇し、ジャンルではなく人の本能に根ざしたゲームを作ることの重要性を強調しました。「ロックマン」の生みの親として知られ、新作アクションゲーム「Mighty No.9」開発のため、4億円をクラウドファウンディングで調達した稲船敬二氏も登場。電子工作からクラウドファウンディングまでという、このカオス感がすべてを象徴していたと言えましょう。

「のらくろ」に代表される戦前・戦中マンガに対して、映画的コマ割りと長編ストーリーで戦後マンガを牽引した手塚治虫は宝塚出身。ゲームセンターの人気ゲームを家庭で遊べるようにしたファミコンの任天堂は京都発祥。ぐっと下って「新世紀エヴァンゲリオン」のガイナックスも大阪発祥と、ポップカルチャーの反逆児は関西から登場します。日本のインディゲームもまた、京都を中心に全国に伝播しつつあるといっていいでしょう。このカンブリア大爆発から何が生まれるか、今から楽しみです。
(小野憲史)

ライター情報

小野憲史

主夫ときどきゲームジャーナリスト。趣味でNPO法人IGDA日本代表

URL:Twitter:@kono3478

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品