今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

モテるためには着ていません、ロリータ服は装甲。声優・上坂すみれの戦い

2013年5月23日 11時00分 ライター情報:たまごまご

周りに媚びない、ロリータで装甲して趣味を楽しむ、そんな学者のようなオタクの楽しさを掲げた声優上坂すみれ。マイペース型女性誌のspoon.が彼女と出会い、大きく動き始めています。カオスなCDシングル『7つの海よりキミの海』も、ジャケットやイラスト含め、彼女の好きなものが詰まったおもちゃ箱、小さな中野ブロードウェイになっています。

[拡大写真]

びっちり文字のつまったロング対談では、彼女たちが考える「オタク」とは何か、孤立して一人で楽しみ、自分と向き合う楽しさについてがっちりと語られています。

上坂「お一人様が寂しくない街だっておっしゃっていて。確かに私も、中野もアキバも好きですけど、一人でいても全然一人じゃない感じがするし、だからなんか勝手にシンパシーを感じて、うつむきながらにこにこしていました。気持ち悪いですけど(笑)」
桃井「すみれちゃんのちゃんと孤立してきた感じがいいと思うんです。私、孤立しないといけないと思うんですよ」

仲間を作りたいとか、モテたいとか。そういうのを全く考えないライフスタイルはなかなか読んでいて面白い、ある意味古いオタクであり、新しいカタチです。
上坂すみれはラジオなどでも、モテることや友達を増やすことは、ほとんど興味を持って語りません。ただ、趣味の同志を増やすことには熱弁をふるいます。
ロリータ服という装甲を身にまとい、ロシア愛やミリタリー愛で武装し、ひたすら中野にこもって筋肉少女帯や戸川純やザ・スターリンやブラック・サバスを聞く。
この生き方をさらにspoon.は追い続けます。

『別冊spoon.36号Cloud_G』では、彼女が憧れていた大槻ケンヂとの対談が掲載されています。
ラジオ「乙女*ムジカ」でも対談した二人、その時は緊張しすぎて嘔吐状態、という放送事故みたいな番組になっていました。
そもそも大槻ケンヂ自体、ザ・スターリンや頭脳警察などに憧れてミュージシャンになりました。
そのオーケンにあこがれて、上坂すみれが声優の道を歩み、中野的文化を伝搬している。
題して「大槻ケンヂ×上坂すみれ・ルサンチマン芸伝承対談」。わはは。

大槻「この間のラジオでもすみれちゃんが中野ブロードウェイで学んだ文化は生きてく上でいらない文化だから、全部捨てていいよっていうアドバイスをしたんだよね(笑)」
上坂「いやー、でも私、中野ブロードウェイがなかったら途中で人生をリタイアしていたと思います。だから私を繋ぎ止めてくれた存在です」
大槻「アキバには行かなかったの?」
上坂「アキバは小、中学生から行ってましたけど、アキバって放送しているアニメが終わると、その作品を扱わなくなって、街がどんどん変わっていっちゃうんんです」

あっという間に世代間の差を埋めてしまう様子は、大槻ケンヂ世代には必見。大槻ケンヂもノリノリ。
客観的に共産主義を見て楽しんでいる上坂すみれに対して、主演の映画を見たい、そんな小説書こうかな、というくらい。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品