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浅倉南はまだか。『タッチ』から26年後の世界『MIX』1巻を読んだ

2012年10月15日 10時00分 ライター情報:丸本大輔

『MIX 1』(あだち充/小学館)
1巻の表紙を飾るのは、投馬、走一郎、音美の立花三兄妹。投手として抜群の才能を持ちながら、とあるチーム事情により、サードをしている次男の投馬。表紙でも、野手らしくバットを持っています。同日発売の「ゲッサン 11月号」には、1巻のすぐ続きのエピソードである第6話を掲載。ここでは、長男の走一郎がキャッチャーをしている理由も明らかに。そして、今後の伏線っぽい気になる描写も……。

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「気にはなるけど、雑誌を買うほどでもないから、コミックスの1巻が出たら買おう」
そう思ってた人、たくさんいるんじゃないですか?
10月12日(金)。
ようやく、発売されましたよ。
あだち充の最新作『MIX』の1巻が。

「上杉兄弟の伝説から26年。今、再び運命の兄弟が明青学園の扉を開く!!」
このキャッチコピーが示すとおり、国民的人気漫画『タッチ』の26年後の世界が舞台になっている『MIX』。
連載開始直後のレビューでも紹介しましたが、主人公は明青学園中等部2年生で、野球部に所属している立花兄弟。兄の走一郎はキャッチャー。弟の投馬はサード。二人ともレギュラーとして活躍しています。
『タッチ』の主人公・上杉達也と和也は双子の兄弟でしたが、走一郎と投馬は双子ではありません。
でも、年齢も誕生日も同じ。
「ゲッサン(月刊少年サンデー)5月号」に掲載された第1話を読んだとき、この兄弟の関係が、今後の物語の鍵にもなるのかなとも思ったのですが。謎自体は、第2話であっさりと明らかにされています。
しかし、第3話では、また新たな謎が!
投馬と一歳下の妹・音美が、立花家の納戸で、あるものを発見するのですが。なぜ、こんなものが立花家にあるのか? この謎には、『タッチ』のキャラクターも絡んでいるはずだと僕は予想していますが、果たして真相は……。

ちなみに、1巻に収録されている第5話までには、『タッチ』のキャラクターが直接登場するシーンはありません。立花兄弟の両親も、名前や顔から判断する限り『タッチ』の主要キャラではなさそうです。まあ、顔で判断してしまうと、「投馬は達也とそっくりだから、親子に違いない!」みたいな話になってしまうんですけどね。

第1話の時点で、立花兄弟は中学2年生になったばかり。低迷の続く明青学園高等部の野球部に入部し、甲子園を目指しはじめるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
『タッチ』(全26巻)や『H2』(全34巻)のような大長編にもなりそうなペースの展開なので、『南ちゃん、まだ出てこないの?』とか、『いや、新田由加を出せ!』とか気を焦らさず、毎話、毎巻をのんびりと待ちながら楽しむのが良い作品だと思います。
『MIX』の1巻と同時に、少年サンデーコミックス版『タッチ』の1巻も復刻発売されたので、久しぶりに読み返してみました。1巻の時点から「実は達也もすごいヤツ」というアピールがかなり多い点は意外だったのですが、達也が和也に変装して、和也ファンの女の子とデートしたりとか、『MIX』以上にまったりとした展開。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

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