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「ミスター味っ子」寺沢大介原画展で原画買いまくりレポ

2016年9月11日 10時00分 ライター情報:杉村啓
「ミスター味っ子」や「将太の寿司」の作者、寺沢大介の画業30(+1)周年記念原画展が、9月10日から10月10日まで銀座で開催されている。
画業30( 1)周年記念 寺沢大介原画展。銀座のCHEEPA'S GALLERYで10月10日まで開催中

8月31日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」内の「新三大 読むより食べて欲しいマンガ飯」として、料理漫画に登場するさまざまな料理を紹介し、その中でミスター味っ子の「納豆モンブラン」を推した身としては行かなければならない。というわけで、展示の模様を紹介したい。

なお、マツコ&有吉の両人は、納豆モンブランを「食べられる」という評価だった。

原画だけではない、体験型の展示もある


会場は銀座のCHEEPA'S GALLERY。会場内ではいたるところに今までの作品のカラー原画や、モノクロ原画などを展示している。
カラー原画も含めて、大量の原画が展示されている

面白いのは、単に原画を見せているだけでなく、写真を撮って一緒に楽しむ体験型の展示があることだ。たとえば入口にあるのは、ミスター味っ子に登場する料理界の天皇こと味皇様。
おなじみの「うまいぞー!」と叫ぶ味皇様。一緒に写真を撮ろう

ミスター味っ子の舞台「日の出食堂」や、将太の寿司の舞台「鳳寿司」を背景に、それぞれのキャラのパネルが置かれているPhotoブースもある。
味っ子メンバーと一緒に日の出食堂を背景に写真を撮ったり、将太と一緒に鳳寿司を背景に写真を撮れるフォトスポット

ミスター味っ子や、将太の寿司の人気エピソードを再現した食品サンプルの展示が面白い。パイナップルカレーや、箸で寿司を持ち上げるシーンを、原画を見ながら楽しめる。
将太の寿司で出てくる、にぎり寿司の繊細さを表すエピソード。箸を刺して持ち上げることができ、口の中ではらりとほどける寿司を目指すというもの

ミスター味っ子の主人公、味吉陽一の終生のライバル堺一馬との初対決でのエピソード。肉を柔らかくするために、カレーにパイナップルを使う

ファンなら毎日チェックしたい原画販売


特筆すべきは、物販コーナー。さまざまなグッズと共に、原画が販売されているのだ。
この箱の中の原画を、まるでレコードを探し当てるように、めくっていって好きな物を好きなだけ買うことができる。ファンならまずここを探ろう

正真正銘の直筆の原画で、単行本などに使っているそのままのものが売られている。中にはトレーシングペーパーを使って指示を出しているものなど、実際に印刷に使ったということが実感できるものもある。

これが、モノクロ1枚1000円、カラー原画1枚3000円で販売されているのだ。しかも、今までの作品のほぼ全ての原画、約2万枚が販売対象だという。
(原画展で展示中のものは販売対象外)

この金額で、この量の原画販売をするというのはかなり異例のことだ。寺沢大介先生に直接話を伺ったところ「本当は売りたくないという気持ちもあるけれども、もしも自分がいなくなったあとに、家族が原稿を処分する気持ちを考えると、欲しいと思ってくれる人に買って欲しいので、今回販売することにした」とのこと。

毎日2万枚全てが売られているというわけではなく、この日はこの作品の単行本何巻に掲載されていた分、という形で販売される。もちろんそれぞれのページは、世界に一つだけしかないものなので、売り切れていたらそこでおしまいだ。

ライター情報

杉村啓

醤油と日本酒と料理漫画とその他諸々をこよなく愛するライター。なんでも超丁寧に解説します。近著に『白熱日本酒教室』(星海社)、『醤油手帖』(河出書房新社)ほか。

URL:醤油手帖

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