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「母体から出された中絶胎児を専用のケースに移して、業者さんに渡すだけです」産婦人科実録作者に聞く1

2015年5月13日 10時50分 ライター情報:松澤夏織
実家は中華料理屋でご飯は毎日ラーメンや残り物ばかり。「もうラーメンいや」って言ったら「誰のおかげで飯が食えとるんだ」と言われ続けました。お金ができても家庭に入れるのではなく自分の親に渡すような人で、家はいつもお金がありませんでした。お風呂がないから銭湯行けば痴漢に襲われるしもう散々。でも結婚ってそういうものだと思っていました。人の言うことを聞いて、人が持ってきたお金で肩身の狭い暮らしをするのが日常だったんです。はやく独り立ちしたくて、高校卒業と同時に家を出ました。
──看護師はどのくらいやっていたのですか?
沖田 准看護師の資格があったので、小児科で働きながら正看護師の専門学校に入るために浪人をしました。定時制の看護学校に合格してからは午前中働いて午後学校に行き、夜また病院で働くという生活を3年続けました。23歳までやっていたのでアルバイト期間を含めて4年くらいでしょうか。
──看護師を辞めたきっかけは? 
沖田 親の離婚問題と職場の人間関係で疲れてしまって…。自殺未遂をした時に、そんなに無理して看護師を続けなくてもいいのではと思ったんです。生活は安定はしていましたが、ちっとも幸せじゃなかった。親の幸せとわたしの幸せが根本的に違うのだと実感しました。お互い幸せになろうとがんばっているんですけど、これはダメだな〜と。気分転換に別の仕事をしようと考え、高級風俗の面接に行きました。

看護師は風俗にむいている


──その流れは正直驚きました。なぜ風俗だったのでしょう?
沖田 年収を落としたくなかったのと、もともとそういうのに抵抗がなかったからですね。3Kといわれる看護師をやっていたおかげかもしれません。男性に対して期待も抱いていませんでしたし、お金を落としてくれる人くらいに割り切っていました。入ってみたら元看護師という人が多くって! 夜強いし酒もタバコもばんばんやるからキャバクラとか水商売にもたくさんいました。結構適任なのかしらと思いましたね。「イヤな客は精神にくるけど、患者だと思えば大丈夫」っていっている人がいました(笑)。
──ポジティブですね(笑)。他に風俗以外で考えた職業ってありましたか?
沖田 助産師ですね。正看護師になると1年間別の専門学校に行けるんですよ。助産師か保健婦のどちらかなら助産師かなと。学校の先生の方が楽だから皆保健婦を希望すると聞きました。産婦人科は不規則で失敗できないし、24時間対応です。

ライター情報

松澤夏織

元印刷会社OL、現ライター兼編集アシスタント。ムック本の執筆、WEBメディアの取材・構成など。趣味は漫画とアニメとロードバイク。月間900km爆走する体育会系。

URL:Twitter:@natsumatsuri728

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