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新年1回目にスポットライトが当たるとは「あさが来た」79話

2016年1月5日 09時50分 ライター情報:木俣冬
朝ドラ「あさが来た」(NHK 月〜土 朝8時〜)1月4日(月)放送。第14週「新春、恋心のゆくえ」第79話より。原案:古川智映子 脚本:大森美香 演出:新田真三
イラスト/小西りえこ

78話はこんな話


明治12年のお正月を前に、加野家ではみんな支度に大忙し。あさ(波瑠)も張り切るが、各々の持ち場がすでにあり、居場所がなく途方にくれる。その頃、亀助(三宅弘城)は、ふゆ(清原果耶)の縁談に気を揉んでいた。

今日は亀助、うめ回


年明け、第1回の冒頭、これまでの振り返りが、亀助とふゆのエピソードが主であったことに、びっくりぽん。最後に、とってつけたようにあさと新次郎(玉木宏)のことが語られるのだった。主人公たちに関しては、お正月の総集編で充分であるという判断なのだろうか。
振り返るだけあって、本編も亀助とふゆの話が多め。暮れの最後の回で、新次郎とじりじりトークをしている流れで、唐突ではないとはいえ、年明け第1回にしては、地味なエピソードではないか。我らがあさちゃんは、あきらめモードの亀助にがんばってみてはどうかと励ます係。お正月の支度に参加できなかった彼女が唯一見つけた居場所が、うどんづくりと亀助を励ます係だったとは、それはそれでちょっといい話。うどんの話と初転びの話は御役立ち話だった。お正月に転ぶの「初転び」と言って演技がいいそうだ。
お正月らしいにぎわいは、みんなが働いている活気ある姿を映し、明治初期のお正月の風物を楽しませてくれて、クリア。
ここでは、豪華に最新技術が駆使された。その使いどころがまたもびっくりぽん。あさが手を滑らせて割りそうになった大事なお皿を、うめ(友近)が2枚とも鮮やかにキャッチする場面で使用された。危機を察知して、きっと視線を動かすうめ。お皿がゆっくり飛んでくるのを、両手で1枚ずつ受け止める。ここだけ違う作品みたい。
あさが本格的に銀行家として走り出す舞台の前座を、亀助、うめが立派につとめたというところか。名女中、名番頭だ。
(木俣冬)

木俣冬の日刊「あさが来た」レビューまとめ読みはこちらから

ライター情報

木俣冬

著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『リッチマン、プアウーマン』『デート~恋とはどんなものかしら~』

URL:Twitter:@kamitonami

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