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モナリザを盗んだルパンはイタリアの英雄か。新「ルパン三世」14話

2016年1月14日 10時00分 ライター情報:大山くまお
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いよいよ第2クールに突入した30年ぶりのTVシリーズ『ルパン三世』。TVスペシャル『ルパン三世 イタリアン・ゲーム』をきっかけに新シリーズを見始めた人もいると思うが、ルパンのジャケットの色がなぜ青いのか知りたい方はこちらの記事をご覧あれ。

「今夜金曜ロードSHOW『ルパン三世 イタリアン・ゲーム』なぜジャケットが青いのか」

さて、先週放送された第14話「モナリザを動かすな」は、『ルパン三世』らしい“盗み”メインのお話。
『ルパン三世』(1)早川ナオヤ、モンキー・パンチ/アクションコミックス

カラッケツで食うにも困っているらしいルパン。そういえば先週までは逮捕されて牢獄に入れられていたのだった。泥棒は何かを盗むのが仕事。そこでルパンが目をつけたのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画モナリザである。

モナリザが所蔵されているフランスの美術館(明らかにルーヴル美術館がモデル)で警備を務めるのは、ご存知、銭形警部。

銭形警部といえば「待てー、ルパン!」が決め台詞だが、「待てー!」と言うのは後手に回っているから。今シリーズの銭形警部は有能さが強調されており、ルパンの手口をしっかり読んでいるため、あまり「待てー!」と言ったりしない。今回もルパンと熾烈な手の読み合いを行っている。

銭形警部に追われたルパンは逃亡するが、展示されていたモナリザには指一本触れていなかった。それもそのはず、ルパンは人知れず隠されていた本物のモナリザを盗み出していたのだ。

モナリザの国外への貸出は行われていない(過去に2回行われているが、3回目はないと言われている。これは本当の話)。しかし、フランス文化庁の役人フィリップは、私欲のため、莫大な金額で極秘にモナリザを他国に貸出していた。貸し出している間は、当然偽物が公開されていることになる。ルパンはフィリップの悪行を知り、公開されているモナリザが偽物だと見抜いた上で、隠されていた本物を頂戴したというわけだ。

意気揚々とイタリアの金持ちにモナリザを売りつけようとするルパン。ところが、ダ・ヴィンチの研究家は、ルーヴルには今なお本物が展示されていると証言する。ルパンが本物だと思って盗み出したのは、不二子の裏切りでルパンの狙いを知らされたフィリップが入れ替えた偽物だったのだ。

ルパンは、もう一度モナリザにアタック。フィリップがドバイの富豪に貸し出そうとするところを横取りするが、「刑事の勘」で張り込んでいた銭形警部の邪魔を受けて撤退。悪事が露見したフィリップは逮捕されるが、ルパンは再びモナリザを手に入れそこねた……?

いや、ルパンは本物のモナリザを手に入れていた。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

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