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なんで豪邸にちゃぶ台があるのか「新・牡丹と薔薇」34話

2016年1月21日 09時50分 ライター情報:木俣冬
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「新・牡丹と薔薇」(東海テレビ、フジテレビ 毎週 月〜金 ひる1時25分〜)1月20日(水)第34話「静まらない!!父の怒り」より 原作・脚本:中島丈博 演出:藤木靖之
イラスト/小西りえこ

どえらい秘密


小日向家の一大事だと、世奈子(田中美奈子)に呼ばれて店にやって来た眞澄(伊藤かずえ)。
「(こんな時は)普段着で駆けつけてくればいいじゃない」と文句を言われます。
やっぱり、前妻への対抗意識があって、世奈子の前では、ばりっと決めていたいのでしょう。本妻、愛人のバトルみたいなものですよね。
でも、どんなに外観を決めても、富貴子(黛英里佳)に「どえらい秘密」(by崑一/岡田浩暉)があったことのショックで、眞澄の心は揺らぎまくります。
どえらい秘密を知った崑一も眞澄も、すっかり富貴子に対しておかしな感じに。
ふたりにほったらかされ、何かヘンだと思いながら、自室でひとりちゃぶ台でご飯を食べる富貴子。
何がどえらくヘンかと言えば、めっちゃ豪邸なはずなのに、ちゃぶ台だってことです。ちょっとかわいい丸テーブル的なものとはいえ、通販で売っている安価な感じのもので、違う!違う!と身悶えしてしまうのです。
トンチンカンな世界観のひとつに、過剰なホラー演出もあります。

ギギ・・・と牡丹と薔薇の絵が傾き、朝、出かけていく富貴子を見送る眞澄の背後に、黒い固まりのような崑一。カメラが彼に寄ると凄い形相で、きっとそのまま凄い顔をしたままで、彼は吉田屋についてきて、吉田家の人々を激しく問いつめます。
ひとり、いろんな惨状を理解していない無邪気な杉彦(石田愛希)に、天ぷら粉をかけられた崑一は、今度は真っ白になりながら(黒くなったり白くなったり大変!)、「姉妹の縁を切ってもらう」と大激怒しちゃいました。
可哀想に引き裂かれてしまった富貴子と美輪子。

小日向家を悲劇のどん底に陥れた多摩留と、富貴子が義理の姉弟だったことは、ふたり(姉妹)だけの誰にも知られてはいけない秘密だったのに・・・と泣き濡れる美輪子。その重大な秘密が、ものすごい短時間で消費されているところも、なんていうか、豪邸にちゃぶ台的なセンスです(褒めています)。昼ドラ、万歳。
(木俣冬)

ライター情報

木俣冬

著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『リッチマン、プアウーマン』『デート~恋とはどんなものかしら~』

URL:Twitter:@kamitonami

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