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あさが刺された!「あさが来た」119話

2016年2月20日 09時50分 ライター情報:木俣冬
朝ドラ「あさが来た」(NHK 月〜土 朝8時〜)2月19日(金)放送。第20週「今、話したい事」第119話より。原案:古川智映子 脚本:大森美香 演出:西谷真一
イラスト/小西りえこ

119話はこんな話


東京での女子大学設立資金集めは順調に進み始めたが、大阪では、銀行の取引客にはあさ(波瑠)の活動が不評だ。さらに、あさは、彼女に恨みを抱く萬谷(ラサール石井)に刺されてしまう。

振り返れば奴がいる


ラサール石井が朝ドラらしくない狂気の熱演。
119回は、ラサール石井(先代と知り合いだがいまや落ちぶれた飲んだくれている萬谷役)があさを刺した、この一撃に尽きる。
118回で、ものすごい顔してあさを凝視していたので、何かやらかすだろうと思っていたが、後ろからやるとは! 
何もかもうまくいってるふうなあさに対する世間の恨みを一身に背負った、ブスッ!であった。
ラサール石井といえば、栄達役の辰巳琢郎と並び、頭のいいタレントの代表格だが、酒で判断能力を失って被害妄想に陥っているやばい男役を嬉々として演じている感じ。おかげで、店で暴れているところを止めに入った新次郎(玉木宏)の男っぷりがますます上がったというもの。名助演であった。

このところ、ほのぼのした場面が多かったところ、千代との母娘対決も深刻化して、ピリピリしている中での、萬谷が背後から刺し、あさが倒れる場面は刑事ドラマかサスペンス劇場かという空気。波瑠が「なんじゃこりゃ」とか言いだすんじゃないかと思った。狙われたのは、あさのモデルの広岡浅子の実体験らしい。すごいな、広岡浅子。
原案の記述を受けて118回では、大隈重信が政治的な思想の違う者の爆弾攻撃によって足を失った話を聞いて、政治もビジネスも厳しい世界であるということをあさが語ったことが、伏線になっていた。

いずれにしても、朝からこんな物騒な出来事が主人公に起るとはびっくりぽん。でも主人公が死んだらドラマが終わってしまう(ので大丈夫)と「あさイチ」でも言っていたので、明日がんばろう、という感じで。
(木俣冬)

木俣冬の日刊「あさが来た」レビューまとめ読みはこちらから

ライター情報

木俣冬

著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『リッチマン、プアウーマン』『デート~恋とはどんなものかしら~』

URL:Twitter:@kamitonami

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