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「日本サッカーよ、リスクを冒せ」ニッポン放送サッカーパーソナリティに聞く1

2016年2月26日 10時30分 ライター情報:オグマナオト
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いよいよ明日27日(土)、Jリーグ2016が開幕する。今年のJリーグの注目点や日本サッカーの課題はどこにあるのか? ニッポン放送サッカーパーソナリティ煙山光紀アナウンサーと洗川雄司アナウンサーの二人に話を聞いた。
ニッポン放送の煙山光紀アナウンサー(写真右)と、洗川雄司アナウンサー(左)。

日本サッカーには「決闘」がない!



─── 明日開幕の Jリーグの話の前に、来月には W杯予選が再開され、夏にはリオ五輪も開催されます。代表チームの課題、展望はいかがでしょうか?

洗川 先日、サッカー協会の霜田技術委員長が1月のAFC U-23選手権、リオ五輪予選6試合の総括をし、様々なデータを公開してくれました。全6試合、全て勝ったことは勝ったんですけど、パス成功率が69.7%と7割を切っていて、前方へのパス成功率は52.8%。結局、横パスが多いじゃないか! と。しかもそれすら奪われていて、前に運べていないという。

煙山 そうそう。代表監督のハリルホジッチが言うところの「デュエル」、決闘がないんですよ。格上のチームなんか、ガンガン来られたらイヤだと思うんですけどね。

洗川 だから、普段のクラブでのトレーニングから前にボールを運ぶため、ゴールに向かうための指導をしましょう! と、Jリーグ各クラブの強化担当者とも会議をしたみたいです。たぶんA代表、オリンピック代表、Jリーグ、今の日本サッカー界に共通して必要なことなのかもしれないですね。

煙山 たとえば、昨季のJリーグにおけるスプリントに関してのデータがあるんですが、よく走っている印象のある湘南ベルマーレでも一番回数が多い選手で1試合43回、1回につき9mのスプリントなんです。でも、ブンデスリーガのトップクラスと比較すると、1試合のスプリントが54回、1回の距離が23メートルなんです。

─── 圧倒的に違いますね!

煙山 圧倒的です。でもこれって技術の問題じゃなくて、意識の問題なんですよ。それこそ、闘う意識。

洗川 チームコンセプトというか。

煙山 それが日本人にできないか、といえばそんなことはない。2003年、オシム時代のジェフ市原はそれができていました。いまでもたまに当時の試合を映像で見返すことがあるんですけど、もう次から次に選手が湧いてくるというか。あの頃、市原にはA代表の選手なんてほとんどいなかったですけど、闘う姿勢、絶対格上を食ってやる!という雰囲気があって、リーグ戦も年間3位につけましたよ。そういう哲学というか、リスクを冒す姿勢をもっと見せて欲しい。

ライター情報

オグマナオト

福島県出身。『週刊野球太郎』『web R25』を中心にスポーツネタ、野球コラムを寄稿。構成した本に『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』『福島のおきて』など。

URL:Twitter:@oguman1977

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