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すごーい! 「けものフレンズ」は全肯定してくれる人類史SF。絶滅危惧種のヒトが火を使う

2017年2月28日 10時00分 ライター情報:たまごまご
終末感が漂う。

物語は、かばんが人類文化史を追うスタイルで描かれている。
1話:投擲、地図
2話:道具の使用、船、橋
3話:絵文字、音楽、店の概念
4話:通貨、ピクトグラム
5話:土木、建築
6話:集団行動、武器、戦争、スポーツ
7話:文字、調理、火の利用

毎回入る「アライさんとフェネックさん」のパート。
かばんたちの冒険を2週遅れで追っているという設定。
本編で語りきらなかった情報が、ここで後日補完されるという周到っぷり。

背景にこっそり観覧車が隠されていたり、絶滅した動物&絶滅危惧種の目にハイライトがなかったり、「動物を食べる」という発想がかばんにしかなかったり。
『けものフレンズ』に関わるスタッフは、細かいところにまだまだ謎を潜ませている。

なにかが終わったあとの世界のSFだ。
正直1話だけ見ると、この構造が全然わからないくらい、ゆるい。
続けて見ていった時にはじめて、1話に張り巡らされた設定に気づかされる。
人のいない入場ゲート。動物のサーバルを模した動き。使われないバス停。「狩りごっこ」の意味。
回を重ねるごとに、モリモリ伏線が回収されていく。
新事実が出る度に、過去回を見直して、見落としてないかチェックしたくてしょうがなくなる。

図書館と文字


7話は「自分がなんなのか」を知るかばんの旅の折り返し地点。
正体が「ヒト」だとはっきりわかった上に、「ヒト」が絶滅していることが判明する回だ。

かばんが看板に書かれた文字を読んだ時のサーバルのセリフ。
「えっ、かばんちゃん急に何言い出すの?」
読めないのではなく、文字という概念がそもそもフレンズにはない。

3話では絵文字を作成し、4話では非常口のマークを理解できた、かばん。
7話では図書館で本を読み、書かれたことを実践するまでに至った。
次の段階として、記録する可能性も出てきた。

火と文明


フレンズは「料理」を知らない。
ジャパリパークでは、動物(フレンズになる前)の個体に合わせた、栄養のある「ジャパリまん」が作られており、それを食べることで肉食獣は草食獣を、草食獣は草を食べずに済んでいる。

ミミズクたちが要求したのは、複数の食品を使った料理。
かばんは虫眼鏡で火をつける方法を、本で調べて知った。
ところが、ミミズクたちとサーバルは、小さな炎に近寄ることすらできない。

火を扱うことができるのは人間だけ。
ちなみに2人が乗っているバスは電気式。充電は太陽電池で行っており、3話のカフェもオール電化。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

コメント 8

  • けもフレ 通報

    誰かの発言纏めることでしか記事書けなくなったらアフィブログと何も変わらないな

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  • フレンズ 通報

    狩りごっこの意味って何ですか…?

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  • けもの 通報

    人類地図使うの早すぎワロタ

    1
  • うみゃみゃみゃ 通報

    (」・ω・)」うー!(「・ω・)「 がおー!

    0
  • 匿名さん 通報

    劇中で人類絶滅したって明言されたっけ?

    0
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