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「スパイダーマン」宣伝イベントで発生した衝撃の「虚無」

2017年3月18日 13時00分 ライター情報:しげる
という事情が重なって、あろうことか公式のツイッターアカウントや映画ニュースのWEBサイトという宣伝の場で、冒頭に述べたような「虚無」が写った写真が掲載されてしまったわけだ。テレビに映ればいい、既存のアナログな媒体に映ればいい、という発想もあるが、映画の配給や宣伝の立場から言えばチャンネルは多ければ多い方がいいはず。そして、シネマトゥデイのような映画ニュースサイトというのはチャンネルとしては相当に太いものだったはずだ。そこでの宣伝が「虚無」になってしまったのは痛手でなくてなんであろうか。

たかだかひとつの芸能事務所の都合に『スパイダーマン ホームカミング』のWEB上での宣伝は振り回されたのである。

MCUの稼ぎ頭、スパイダーマンはつらいよ


前述のように、関ジャニ∞の起用に関してはありがちな話だし、宣伝としては目新しさはない。が、マーベルのアメコミ映画という観点から『スパイダーマン ホームカミング』を見てみると、意外に悪条件が重なっているように思う。

まずこの『スパイダーマン ホームカミング』は今までの映画版スパイダーマンと違い単独で成立しておらず、膨大な量のシリーズ物の一作である。なので、ちゃんと理解しようと思うとマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)の一連のスーパーヒーロー映画を通して見る必要があるのだ。これは宣伝にとってなんとか超えなくてならないハードルだろう。

加えて、今後公開されるMCU作品に日本での知名度の低いヒーロー(『ブラックパンサー』や『インヒューマンズ』など)がそこそこ含まれていることを考えると、今後が期待できない以上スパイダーマンという有名ヒーローの映画は是が非でも当てておきたい、手段は選んでいられない、という事情もなんとなく透けて見える。

8月公開の映画なのに3月の時点で「日本版主題歌決定!」と打ち上げているのには、そんなシリーズ物スーパーヒーロー映画独特の事情も絡んでいるように思う。そんな切羽詰まったMCU映画の稼ぎ頭が、ジャニーズ事務所に振り回されてしまったのだ。

「映画の宣伝」の明日はどっちだ


断っておきたいのが、筆者は「トンデモ」と言われている映画の宣伝方法に対して決して反対ではないという点だ。そもそも映画ファンというのは放っておいてもある程度勝手に映画を観にくる人種である。そしてそんな人種の人数はたかが知れている。

宣伝というのは「その気がない人を振り向かせる」ためのものだ。

ライター情報

しげる

ライター。岐阜県出身。プラモデル、ミリタリー、オモチャ、映画、アメコミ、鉄砲がたくさん出てくる小説などを愛好しています。

URL:Twitter:@gerusea

コメント 18

  • 匿名さん 通報

    ↑ その「文字だけで華やかになる」が思い上がりだっつってんでしょ。喜ぶのはジャニファンだけ マーベルファンも映画ファンもジャニーズなんていう男娼屋ごときが出しゃばること自体論外だ

    79
  • 匿名さん 通報

    電通に任せると、こんな宣伝しかできないという典型的な例。 革新も驚きもないよね。

    42
  • 匿名さん 通報

    内容を切り貼りしたMADのほうが数百倍低コストかつ高効率な宣伝になるのにね 関ジャニ∞なんて落ち目使っている時点でもうダメでしょ

    25
  • 匿名さん 通報

    起用する側の意識の問題。

    13
  • 匿名さん 通報

    邦画界がガラパゴスだから出演俳優も来ないし、ローカライズするのも分かるが 首なしマネキンがネットで宣伝するとか流石に異常だよ どこまでこの国は自国の価値観に引きこもるつもりなんだろう

    9
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