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「エロマンガ先生」原作者と監督「恥ずかしいタイトルなのに、ありがとう」

2017年4月12日 10時00分 ライター情報:丸本大輔
伏見 小説も僕一人ではなく、多人数で作っていることに変わりはないので、その延長というところで違和感は特に無かったですね。ただ、最終的に映像になったり声がついたりするので、「最終形態が想像できない」というところは、不安でもあり、楽しみでもあるところですね。脚本から、コンテになって、アフレコ台本になって、という行程の中でも微妙に変わっていったりしますし、僕の想像とはやはり変わってくるんですよ。だから、コンテのチェックも楽しみの一つだったりします。
竹下 コンテも、すごく細かく見ていただいていて。自分のミスも指摘してもらえたりするのがお恥ずかしい限りです。
伏見 コンテを見るのも本当に勉強になって。アニメは脚本だけでできているんじゃないんだなと、改めて思いました。コンテがあって、声があって、音楽があって、全部大事なんですよね。どれか一つだけが良いから作品が良くなった、みたいなことはあまり無いはず。
竹下 そうですね。でも、僕は、良いアニメができた時、一番の功労者は誰だったのかを考えるのがすごく好きで。いろいろな人が関わって、それぞれが良い仕事をしてくれたから良いアニメができるのですけど。その中でも、誰が一番このアニメを良くすることに貢献したのかなと考えるのはすごく面白いです。脚本なのか、コンテなのか、演出なのか、進行なのか、とか。それで、一番だと思う人には、「あなたのここがすごかったから、こんな良いアニメになりました」と伝えるようにしています。
顔を隠し声を変えて「エロマンガ先生」として動画配信をしていた紗霧。「配信中のエロマンガ先生の声をどうするかもけっこう相談しました。最終的に、藤田さんの声を加工して、電子っぽい声にしています」(伏見)

紗霧の重要なカットは「紗霧アニメーター」が担当


──放送された第1話について、お気に入りポイントや、こだわったポイントを教えて下さい。
伏見 エロマンガ先生の動画配信シーンは、原作を超えたと思っています。紗霧がお尻を振りながらイラストを描いてる姿がチラチラと映ったりして、すごく可愛くなっていましたよね。僕が文章で表現しきれなかった部分を強化して描いていただけたと思っています。
竹下 そこは「紗霧アニメーター」の仕事だと思います。今回、女の子の芝居が得意な小林恵祐さんというアニメーターに、紗霧の重要なカットを専門で描いてもらっていて。コンテの段階で各話10カットくらいの「紗霧カット」を指定して。そこだけをお願いしているんです。
伏見 あと、卵焼きがすごく美味しそうで。「料理アニメかな?」と思うくらいでした(笑)。
竹下 あそこは、温泉中也さんという方が色にまでこだわってやってくれたんです。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

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