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「やすらぎの郷」第10週。詐欺・自殺・姥捨て・警察に連行…悲惨すぎる展開から目が離せない

2017年6月12日 10時00分 ライター情報:北村ヂン
相変わらず話題を振りまいている『やすらぎの郷』ですが、シルバータイムドラマ枠の後番組が遂に発表されましたね。

倉本聰&老優たちがやりたい放題大暴れしているこの枠を引き継ぐのは相当ハードル高いだろう……と思っていたけど、「そっかー、コレがあったか!」と膝を打ちまくるチョイス。『トットちゃん』かー!

『徹子の部屋』流れで視聴しているシニア層が多いであろうことを考えれば、もう完璧な企画!

徹子さんの誕生前から、『窓ぎわのトットちゃん』時代、さらにテレビ業界に入って以降も描くようで、2016年にNHKで放送された『トットてれび』との比較なんかも楽しめそう。

子ども時代の徹子役は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で春子の幼少期&『ごちそうさん』でめ以子の幼少期を演じた豊嶋花だと既に発表されているが、大人になった徹子を誰が演じるのか!? 『トットてれび』での満島ひかりが相当ハマッてたからなぁー。

徹子さんの人生を描くということで、「女の一代記」な朝ドラと似た雰囲気にならないといいけど。NHKではとてもやれない、昼ドラならではのエグイ話もグイグイぶっ込んで頂けるとサイコーなんだけどなぁ。

……それはそうとして、まだまだ続く『やすらぎの郷』(テレビ朝日・月〜金曜12:30〜)第9週。

第10週は、若かりし頃、歌劇団の同級生だったが、色々あって絶縁していた及川しのぶ(有馬稲子)と犬山小春(冨士眞奈美)という、老女ふたりの悲しみウィークでした。
イラスト/北村ヂン

昔のこと言われたって、思い出せないの(認知症だから)


前週のラストで久々に再会したふたり。

小春に泣きながら抱きつかれ、しのぶも「私も会いたかったわ」なんて応えたものの、微妙に困惑した表情を浮かべていた。

こりゃあ、口ではいいこと言ってても過去の因縁を引きずりまくっているに違いない。バッチバチのバトル必至じゃ! と思っていたのだが、予想外に和やかな雰囲気に。

過去を謝罪した小春に対する、しのぶのリアクションがよかった。

「昔のこと言われたって、思い出せないのよ、私。あんたも忘れなさい、認知症にかかりなさい」

このドラマ、ちょいちょい老人あるあるとして「認知症」ネタが出てくるけど、認知症がはじまっていると陰口を叩かれていたしのぶの口からこのタイミングで言われちゃうとグッときてしまう。

「認知症」の一言で過去のいざこざを吹っ切ってしまえる関係っていいよね。

パーティーで小春が語った、超長ゼリフな熱いスピーチも、やたらエモーショナルでグイグイ胸をつかまれた。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

コメント 4

  • ☺✌ 通報

    やすらぎの郷は他にもたくさん感想書いてる人が居ますが毎週 北村さんが何を書くか気になって…楽しみです。絵も絶妙でツボです☺

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  • やすらぎの猫 通報

    有馬稲子さんと津川雅彦さんは、松本清張原作の映画「波の塔」で共演した仲ですね。劇場公開は1960年。有馬さんは人妻、津川さんは検事の役で、道ならぬ恋に激しく燃えました。

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  • 小坊主 通報

    小春さんが・・・(涙)

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  • 匿名さん 通報

    役柄と、世間が知っている(と思っている)俳優さん達のプライベートが微妙にシンクロして面白いです。妙齢の演劇陣、「やるねぇ」の演技は揃いです。日本の役者さんってすごい!の感を新たにしました。

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