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「フリースタイルダンジョン」ACE「ハートのBeatで動いてるよ完璧に」

2017年9月13日 11時00分 ライター情報:米光一成
即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』、4thシーズンのREC2。
チャレンジャーが5人のモンスターを倒せば賞金100万円獲得の即興のラップバトル。
即興で、韻を踏みながら、言葉とリズムを相手にぶつける8小節3ターンの勝負だ。
3本勝負、2本先取で勝利。
ただし、判定が全員一致するとクリティカルとなり即勝利確定である。

チャレンジャーはSURRY
対するモンスターはACE
フリースタイルイラスト/小西りえこ

ROUND1。
ACE「OK殺すべきこのステージまたブレーキ 俺クレイジー分かるフリーキーにやってくだけだよOKOK」
速い言葉でたたみかけるACE。
SURRY「足りないのはコイツの冷静沈着 さっきから言うけどぜってぇチ×カス」
ACEと向き合わず、客席に語りかけるSURRY。
1対4で勝者モンスターACE。

ROUND2。
ACEは、引き続き早口&韻をのせまくる。
SURRYの「ブラジルのザコはバッテリー切れ」に対して、
「そもそも俺のバッテリー?なんてねぇよ人間 ハートのBeatで動いてるよ完璧に」
とアンサー。
SURRYは、
「ブラジル人の日本語の上手さ伝わったら 4対1で俺が勝つのか?」
と、ROUND1で負けたにもかかわらず、自分が勝ったように言ってしまう。
これは結構、かっこ悪い。
だが、ACEさん、優しいのか何なのか。
「お前言い間違えたな お前勝ったか?」
と「言い間違い」にしてあげちゃうのだ。
敗者が勝者として語ったのだから、根本的なスタンスのあり方としてディスるチャンスだったのではないか。
もったいない。

さらにACEは、SURRYが客側を向いて、こちらを観ないことを指摘して、
「客にばっかYeah Yeah Yeah Yeah お前の先になんてねぇねぇねぇ」
とディス。
SURRYは、これに「ねぇねぇねぇ a.k.a.山下のキル生命線」とガッチリ返した。

SURRYは、いくつものミスをし、ACEはそれらを漏らさず指摘した。
ACEが圧勝してもいい内容だったのに、なんだか全体の印象としては、そうでもない。
最後のターンでガッチリ返したSURRYの像が残る。
ERONEとKEN THE390はモンスターに
いとうせいこう、Masta Simon LiLyはチャレンジャーに。
3対2でチャレンジャーSURRYの勝利。

ROUND3。
3度目の後攻を選んだSURRY。
「物語はここで作るっぽい」というSURRYの言葉に対して、
ACEは
「“作るっぽい”って“ぽい”って人に任せんなよ“ぽい”って投げ捨てんな
テメェの言葉最後まで拾い上げろよ」

と的確なディス。

ライター情報

米光一成

ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学客員教授。代表作「ぷよぷよ」「BAROQUE」「想像と言葉」等。

URL:Twitter:@yonemitsu

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