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「わろてんか」9話「よ、待ってました!」声を掛けたかった高橋一生登場シーン

2017年10月12日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第2週「父の笑い」第9回 10月11日(水)放送より。 
脚本:吉田智子 演出: 本木一博
イラスト/まつもとりえこ(小西りえこあらため)

9話はこんな話


お家の事情で結納が早まった藤岡てん(葵わかな)は、藤吉(松坂桃李)に会いに大阪へ向かう。
あわや、かどわかしに合いそうになったとき、伊能栞(高橋一生)が現れた。

高橋一生、登場。


伊能栞の登場場面は、待ってました! と拍手喝采しそうな、芝居小屋でやってる商業演劇の一場面のようだった。
朝ドラは、朝の支度のついでに時計代わりに観るものというのが定説だが、「わろてんか」は、お弁当食べながら、完全、リラックスして観たいお約束エンタメだ。
少なくとも、9話は、完全にお約束の連続で楽しませてもらった。

藤岡家の倉庫が全焼して、商売の巻き返しを賭けて仕入れた洋ぐすりも燃えてしまった。
資金繰りのために伊能家とてんの縁談を急きはじめる、お父はん(遠藤憲一)。
突然のことに戸惑うてんだったが、縁談反対派だった祖母ハツ(竹下景子)まで縁談派に寝返る(←お約束その1)。

「よっしゃ。この結納、わてが整えまひょ。」(ハツ)
そこで、風太(濱田岳)らが、ズッコケ。(←お約束その2)
「ようみたら、この蝶々結びもよろしいやんか」と嫌っていた服装を褒め始める。
さすが、商家の人間。損得で動く。
子どもたちに家の懐事情をけどられないように気丈に振る舞っているところも頼もしい。

で、また、お兄ちゃん(千葉雄大)だけ、なにやら、父の様子がへんであることに気づいている。(←お約束その3)

いざ、法善寺へ


「こんなむっつり顔で結納したら伊能さんにも失礼やわ」と言いながら笑ってるてん。
こういう感じはホッとする。ここでほんとうにむっつり顔だったら、暗い気持ちになるところだが、葵わかなは蝶のようにふわっと空気を変える。
葵わかなは“鈴の音のような笑い声”というト書きが最初、どういうものかわからなかったそうだが、
彼女が、風太に南北亭のある法善寺への行き方を聞くやりとりのときの、台詞まわしは、まさに鈴の音が鳴っているような心地よいものだった。

藤吉への気持ちにけりをつけるため、京都から大阪の南北亭に単身向かうてん。
心配になった風太(濱田岳)はあとを追う。

家で大騒ぎになっていることも知らず、活気に溢れた大阪に目を輝かせるてん。
だが、藤吉には会えず、街をさまよう。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 6

  • 豆吉 通報

    あまりの都合の良さに、悪い奴らは、伊能栞が雇って、かっこいい自分を、てんに見せたかったのかって思ってしまった。

    9
  • 匿名さん 通報

    さすがに、倒された男が カメラ目線で (ウンウン)とうなづいたのは お約束ではなく、この作品くらいではないか❗ あれには、さすがにびっくりしました。

    8
  • 匿名さん 通報

    お約束は朝ドラにつきものだけど、恒例の立ち聞きとか、たまにでてくるからニヤリとするわけで、1話丸々だとさすがにクドくて安っぽい感じ。

    6
  • 風花 通報

    よくあるパターンだけど、てんを助けた一生さん、カッコイイ!藤吉と一生さんの存在に、ヤキモキする風太をこれからも観続けるのは、せつない。最後の最後で、てんと風太が、結ばれることを秘かに期待しています。

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  • 匿名さん 通報

    「お約束」にうんざり。

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