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ついに今夜、斎藤佑樹vs.田中将大、甲子園決勝以来の真のライバル対決が!

2012年4月13日 11時00分 (2012年4月16日 11時15分 更新)

『最強世代1988 田中将大、斎藤佑樹、坂本勇人、前田健太……11人の告白』(節丸裕一著/講談社)
ライバルなのか?仲間なのか? 野球界を牽引する「1988年生まれ」11人の激白インタビュー集。

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絶対エースが抜けたシーズンに監督から“新エース”を託された男。
敵からだけでなく味方からも不安視されながら迎えた開幕戦で、球界のエースを向こうにまわしプロ初完投勝利。続く2試合目もまた相手エースに投げ勝ち、いよいよ高校時代からの因縁のライバルであり、球界No1ピッチャーを迎え撃つ……。
それ、なんて野球漫画? いいえ、今夜のプロ野球・北海道日本ハムファイターズvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦です。

日ハムの18番・斎藤佑樹と、楽天の、というよりも今や日本球界の18番・田中将大の投げあいが今夜、札幌ドームで実現することになった。もっとも、昨年9月10日にも両先発投手による投げあいがあり、そのときは当然というべきか楽天・田中将大が投げ勝っている。昨年までの実績や純粋な力関係を比べれば今回も田中将大がまた格の違いを見せつけてくれそうな気もするが、前回の対戦はあくまでも“序章”だとも思うのだ。シーズン終盤で順位への影響も少ない状況では斎藤佑樹の真価は発揮されないから。挑戦者の立場でこそ奮起し、逆境に立たされてこそ結果を残すのが斎藤佑樹の「持ってる力」。さらには開幕戦の勝利インタビューで「今は持ってる、ではなく、背負ってる」という新たな名言を残し、ますます背中にのしかかるプレッシャーの重さを見せつける斎藤、いやはや期待させてくれるね。
2006年の甲子園・決勝での戦いも、大会3連覇を目指していた王者・駒大苫小牧を相手に“挑戦者”の立場でぶつかり、見事に投げ勝ったのが斎藤佑樹。大学時代もキャプテンとしてチームを“背負った”最終年に見事大学日本一を成し遂げている。逆境に立ったり相手に見下されたときにこそ真価を発揮する、という意味では、今季のこれまでの2試合はまさにそんな状況が続いてきたのだ。

3月30日の埼玉西武ライオンズとの今季開幕戦。「僕は(日本ハムの開幕投手が)武田勝さんだと思っている」と発言して斎藤は眼中にないことを匂わせた西武のエース涌井を見事返り討ちにし、周囲の予想を裏切って勝利をおさめた。
4月6日の千葉ロッテマリーンズ戦。「背負っている男には勝ちたいですよ。相手がダルビッシュだったら0点に抑えないといけないから、絶望感はありますけど」と、暗に斎藤相手なら大丈夫と語ったロッテのエース成瀬に投げ勝ち、開幕2連勝を飾った。

開幕戦を投げるということは、シーズンを通して球界を代表する各チームのエースと投げあう機会が増えることを意味する。

ライター情報

オグマナオト

福島県出身フリーライター。エキレビ!ではスポーツネタを中心に追いかけています。また“文化系スポーツライター”として野球専門誌でのコラム執筆やJ:COMプロ野球サイトで小説風コラム『プロ野球・同級生物語』を連載中。webマガジン幻冬舎『お前の目玉は節穴か』では実況アナウンサーへのインタビュー連載を担当。ほか、雑誌やWEB媒体で人物インタビューを取材・構成したり、長寿漫画を読み漁ったり、食べ物を食べまくったり、全国の風車を見まくったりしております。

ツイッター/@oguman1977

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