屋外球場初
岩崎電気株式会社は1月21日、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」のホームグラウンドである「横浜スタジアム」のナイター照明設備のLED化に、同社LED投光器(LEDioc FLOOD DUELL(レディオック フラッド デュエル)(TM))および照明システム採用されたと発表した。

プロ野球の屋外ナイター照明設備が、全面的にHIDからLED化されるのは、これが日本初となる。


今回のナイター照明設備LED化は、電気使用量とメンテナンス費用削減による高い省エネ性の実現とスタジアムの照明環境向上の両立を実現するもの。

「横浜スタジアム」では同設備を2015年シーズンより使用を開始するということだ。

高い省エネ性
LED化によってこれまで設置されていたメタルハライドランプ1500W投光器708台が、効率の高い高演色形LED投光器660台に交換され、総消費電力を56%削減する。

業界最高レベルの高効率LED投光器を採用したことで、器具数量を減らしながらプロ野球開催に必要な照度を既設と同等以上確保し、初期照度補正機能により、設置初期から寿命末期までの余分な消費電力を削減する。

ハイビジョン撮影に対応した平均演色評価数Ra80のLEDを採用したことで、自然な色の見え方を再現し、スーパースロー再生で用いられるハイスピードカメラ撮影時の「ちらつき」も独自の電源回路設計によるフリッカレス点灯で防止する。

LED照明ならではの瞬時点灯・瞬時再始動が可能でモジュール寿命は40,000時間と、これまでのメタルハライドランプの約6.6倍にもなる。


また、調光機能(100%~25%)も組み込んでいるためイベントなどで照明の活用範囲を広げることも期待される。

(画像はプレスリリースより)

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