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まるでレコード盤? 「土星の環」の詳細構造、探査機カッシーニが撮影

2017年2月1日 03時25分 (2017年2月6日 11時37分 更新)

 
現在「土星の環」の接近観測を行っている、探査機「カッシーニ」。これまでもパンドラダフニスなどの素晴らしい観測結果を伝えてきた同探査機ですが、今回地球へと送り届けられたのは土星のA環とB環の、興味深い高解像度画像です。
 
2017年の4月に予定されている最後のミッション「グランド・フィナーレ」に向け、10回のダイブを残したカッシーニ。現在はF環からわずか1万1000kmそばを通過する軌道を移動しています。
 
そして今回の画像は、2016年の12月18日に撮影されたものです。画像解像度は0.5kmで、土星の重力や衛星が環にどのような影響を与えているのかが見て取れます。
 

 
まず最初の画像は土星のA環のものですが、その中には粒子の集まった「Density Wave」という構造が見つけられます。これは、土星の衛星のヤヌスやエピメテウスによって形成されたものです。またその他にも、「ストロー」と呼ばれる構造も存在しています。
 
そして上のA環の画像では、「プロペラ」と呼ばれる小さな構造が存在します。これはやはり小衛星(ムーンレット)によって形成されたもので、土星の環の形状に衛星がいかに大きな影響を与えているのかが見て取れます。
 
カッシーニは4月から始まるグランドフィナーレを終えた後、9月には土星大気圏に突入してその寿命を終えます。そう聞くと少しさみしい気もしますが、今後も同探査機が送ってきてくれるはずの素晴らしい観測結果や写真を楽しみにしたいですね。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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