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死体を養分に木を育てる!? 新しい埋葬と森林計画の提案

2017年3月20日 10時00分 (2017年3月26日 09時53分 更新)

梶井基次郎の短編小説『櫻の木の下には』の冒頭文“桜の木の下には屍が埋まっている”しかり、漫画『パタリロ!』で登場する、美少年の死体を養分にして咲く美しい花の話しかり。花が人間の死体から栄養を取って美しく咲く……という話はこれまでもあったが、衝撃的でややスキャンダラスな、あくまで想像上のものだった。

写真提供:Capsula Mundi

が、それを実現化したのが『CAPSULA MUNDI(カプスラ・ムンディ)』。これはアート関連のサポート団体を主宰するアンナ・チテッリ氏とインダストリアル・デザイナーとして活躍するラウル・ブレツェール氏によるプロジェクトで、人体を火葬にした後の灰を卵状のカプセルに入れ、その上に木を植えることにより、灰が土壌の養分となって木が育つ、というもの。家族や友人たちにとっては、墓参りをする代わりに木を育てることが故人との触れ合いになるという、墓のあり方の新しいコンセプトも提案している。

■ 人間自らが究極のエコサイクルを体現

もちろんエネルギーの循環や再生という意味でも非常に有効的なうえ、このような形での提案なら、人間の死を自然の流れの一部ととらえ、土にかえってまた新しい生命(=木)となって生まれ変わるという、ポジティブなアプローチとなるだろう。

2人の発案者たちは、「亡くなった方を、母親のおなかの中に戻るような感じで卵の中に入れ、その卵を種のように土に埋め、故人に近しい人達が木を選んで植えて育て、そんな木々が集まることで“思い出の森”が形成されればよいなという考えから生まれました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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