「筋トレで世の中の悩みはほぼ全て解決できる」と説き、Twitterフォロワーは17万人を超えるマッチョ社長・Testosterone。本連載では、世の中の悩める男性に喝をいれ、筋トレによるライフハックを提案します。

価値観の違うバブル世代上司に遭遇したらむしろラッキーだ【Testosteroneの筋肉仕事術】

「俺が若かった頃は私生活を犠牲にして働いた」「俺らの時代に比べてお前たちは甘い」こんな感じで己の武勇伝や価値観を語る、いや“押し付けてくる”バブル世代上司に悩む若者が多いそうだ。


君の意見は正しいが、正論はぶつけりゃいいってもんじゃない


俺は上司からこんなことを言われとき「ラッキー」と思うが、若者の多くは「今は時代が変わっている!」とか「そんなの時代遅れだろ!」と思うだろう。なかには、直接反論しないと気が済まない人もいるはずだ。たしかに昔とは価値観もツールも大きく変わっているから、君の意見は正しい部分もあるだろう。だが、君がいくらその上司に正論をぶつけたところで、状況は良くなるどころか悪化する一方。上司に嫌われ、部署内で孤立するのがオチだ。

俺に言わせれば、時代の変化なんてどうでもいい。
大事なのは、誰が正しいかではなく、“どうすれば自分が働きやすい環境を創り出せるか”ということ。
結局、君を評価する権利や人事権を持つのはその上司たちだ。出世に直結しなくても、上司から好かれていればやりがいのある仕事を回してくれたり、ミスをした場合にもカバーしてくれるかもしれない。同じことは、付き合いで行かざるをえない飲み会にも言える。君には断る権利があるが、断らずに上司の機嫌を取りに行く権利もある。労働時間外の3時間で、労働時間の8時間(もしくはそれ以上)が楽になるとしたら、コスパが良いと思わないかい?


ノスタルジック上司に遭遇したら、むしろラッキー!


上司が「俺が若かった頃は~」とか言うタイプだった場合、俺はガッツポーズをする。なぜかって? そういったタイプの人間は「さすがです!」とか「マジですか!?」とか適当に相槌を打っていれば大抵喜ぶからだ。
おだてやすい人間であり、掴みどころだらけ。つまり、攻略がめちゃくちゃ簡単なイージーゲームなのである。もっと言えば、自分が振る舞ってほしいキャラにも仕立てやすい。「いやー、XXさんは器が大きいです。憧れます」と言っておけば君の前では懐が広い上司や頼れる兄貴分でいなければという意識が生まれ、その様に振舞うようになる。相手の良い面だけを自分に向けさせるのも、処世術の一つだ。
相手はそれで気持ち良いし、自分も生き易いし、誰も損しないだろう?

だから、ノスタルジック上司にはゲーム感覚で対処してみればいい。それがどうしても無理なら部署を異動したり転職したほうがいいだろう。というか、その程度のこともできないようなら会社は向いてない。ずっと平社員でOKってならいいが、出世したいならそれぐらいやれ。社内政治も仕事の一部だ。明らかなパワハラが行われていたり、残業代が出ないようなブラック企業ならさっさと辞めたほうがいい。
転職は勇気のいる行動だが、長い目で見れば約40年近くは働くことになる。1~2年は苦労するかもしれないが、当たりを見つけるまでトライし続けることは正しい行為だと思う。でなけりゃ残りの38年苦労することになる。トータルで見たときにはどちらが後悔しないかって話だ。
価値観の違うバブル世代上司に遭遇したらむしろラッキーだ【Testosteroneの筋肉仕事術】
画像はイメージ


マッチョは弁護士や医師と同じように崇められる


ちなみに、上司をおだてるときに筋トレは非常に有効である。40代くらいになると筋トレやトライアスロンを始める人も増え始めるし、もし上司がゴルフをやっていれば「飛距離を伸ばすには筋トレですよ。
教えましょうか?」と言えばハートをわし掴みできる。上司の健康診断の結果が悪くてもアドバイスができるし、上司の家族にもアドバイスができる。特に上司の子供さんへのアドバイスは効果的だ。相手の機嫌を取りたかったら相手の愛しているものにプラスになることをしてあげればいい。単純な話だ。

「たかが筋トレでしょ」と思うかもしれない。
だが、なぜ弁護士や医者は羨望の的になるのか考えてみてほしい。大きな理由が、彼らの扱う分野が多くの人にとって未知の領域だから。それは筋トレにも当てはまる。トレーニングやサプリメントの知識は多くの人にとって未知の領域だ。つまり、筋トレに励むことで“先生”になることができる。そんな先生扱いしている部下が普段は自分をおだててくれたら? 「俺らが若い頃は~」なんて言っている上司が喜ばないわけがない。どうだ、めんどくさい相手がなんだか克服できそうな気がしてきただろう?

「俺らが若い頃は~」と説教されても真剣に受け止める必要はない。論破する必要もない。「おだてるには絶好のチャンス! ラッキー!」と思って手玉に取ればいいのである。
(Testosterone)