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「インスタ映え」至上主義の時代、承認欲求との付き合い方を精神科医に聞いてみた

2017年10月6日 07時40分

ライター情報:ポンコつっこ


「いいね!」に左右されない人間関係をつくるには


「身も蓋も無いことですが、『いいね!』に左右されない人間関係をつくれるか否かは、小さい頃からの経験蓄積と、個々人の遺伝的傾向によって大きく左右されます。反面、持続的な人間関係の経験蓄積は生涯にわたって続くので、子どもなら、友達関係でも部活動でもなんでもいいので、自分の居場所、自分にとっての先生、みたいなものと長く付き合えればそのぶん上手になります。若者もだいたいそうです。私も、10代から20代、20代から30代でだいぶ変わりました。そのカギになったのは、いろんな人との長い付き合いだと思います」

――人間関係の実践あるのみということですね。
「だから『長い付き合いができそうな仲間や先輩や師匠』を見つけたり『長く属していられる居場所』を手放さなかったりするのが秘訣だと思います。それが難しいとおっしゃる人もいるとは思いますが、見つけたら、安易に捨てたりしないことです。少し不満があっても、なるべく信頼関係を続けていきましょう。これで全員が助かるわけでないとしても、これでいける人はかなりいるかと思っています」

――最後に質問です。承認欲求を得る際の男性ならではの難しさはあるのでしょうか。男性のシロクマ先生だからこそ伺えたら嬉しい部分です。
「今はだいぶ問題が軽くなったかとは思いますが、ある時期までは、『モテ』が問題になったかと思います。つまり女性と付き合ったことがあるかどうか、付き合える資質があるかどうか。
『モテ』の問題というよりは、男性的なジェンダーにまつわる承認/所属の問題と言うべきでしょうか。女性が女性から降りにくいのと同じく、男性もまた男性から降りにくい状態がありました。今の独身男性は、おそらく昔ほどではないのでしょうけど。でも、私からみれば女性に比べればややこしくないと思います。あの納豆がねばつくような、女性のコミュニケーションの難しさに直面しなくて良かったのは、私自身は助かったなぁと思ってはいます」


SNSを上手く活用しながら、実際に顔を見て関係を築く努力をしていくことが承認欲求を満たす最善の方法だということですね。承認欲求については熊代先生の著書「認められたい」でも詳しく解説されています。

熊代亨先生 プロフィール

精神科専門医。「診察室の内側の風景」とインターネットやオフ会で出会う「診察室の外側の風景」の整合性にこだわりながら、現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信中。
通称“シロクマ先生”。近著は『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(花伝社)『「若作りうつ」社会』(講談社)『認められたい』(ヴィレッジブックス)など。

(ポンコつっこ)

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普段ははてなブログというサービスでブログを書いてます。よろけそうな心をそっと支え、クスっと笑みがこぼれるような記事を書くことがモットーです。

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