ミレニアル世代の男性がスマートに生きるための情報を発信

0

特技のフリーマーケット「ココナラ」は“買い叩き”や“中抜き”の温床になるのか……公式が回答

2017年10月5日 17時00分

ライター情報:HEW


間接的に大問題につながっている?


「ココナラ」広報部の回答は、あくまで「マーケットプレイスでは、クオリティと価格が適切に調整されます。『ココナラ』の相場が安いと思われるハイクオリティの方は『ココナラ』で出品しなければいいですし、そういった方の仕事が安い値段のサービスによって奪われることもありません」というものだった。確かに温かみのあるサイトデザイン、サイト上で行われている出品者と落札者の楽しげなやり取りを見るに、『ココナラ』は完全なビジネスの場というよりは、やはり“フリーマーケット”という印象。同サービスが直接プロの仕事の場にトラブルをもたらす可能性は考えにくい。

しかし、間接的に影響を及ぼすことは充分考えられる。ライター業界では、それほどスキルは高くないが安価で仕事を請け負うライターが増加した結果、業界全体でギャラの相場が低下した。そのためスキルの低いライターが一層あふれて原稿の画一化が進み、いつしか“ライター”という職業自体が下に見られるようになり、さらにギャラの低下に拍車がかかり……という負のスパイラルの成れの果てが現在である。

とはいえ、ライター業界の現状はあくまで安易にコンテンツを作ろうとし安易に経費を削ろうとした媒体側・発注側の責任であり、「趣味の延長で仕事ができれば」と業界に足を踏み入れた新米ライターたちの責任ではない。インターネットの発達もあり、多くのクリエイティブ業において新規参入が容易くなった結果、こういうことも起きてしまったというデメリットの話だ。「ココナラ」も今後何か業界に影響を及ぼすかもしれないが、プロ/アマの境界があいまいになるというのは世の中全体で起きている流れなので、同サービスがなくなれば今後トラブルが起こらずに済むということでもない。

買い叩きや中抜きではなく、何かもっと大きな問題へとつながっているのではないか――。『ココナラ』を批判するわけでなく、クリエイティブ業全体で起きている、メリット/デメリット両方を持つ“流れ”の話である。繰り返しになるが、『ココナラ』が悪と言いたいのではない。その流れは『ココナラ』に象徴されるということなのだ。

(HEW)

関連キーワード

ライター情報: HEW

Happiness/Entertainment/Wonderをお届けします。

URL:Twitter:@HEWcom

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品