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古き良き“情”の世界が残る大阪の「屋台ラーメン」

2017年3月20日 18時34分 (2017年3月21日 10時11分 更新)

この道40年以上、屋台を引く棚倉さん

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 最近、めっきり見かける機会が少なくなった流し屋台のラーメン屋。とりわけ、リヤカータイプの手押しとなるとずいぶん希少で、昭和世代にとっては、夜中になるとどこからともなく聞こえてくるチャルメラの音に、郷愁を感じる人も多いはず。そんな手押し屋台のラーメン屋を長年続けている会社が大阪にある。ラーメン「大統領」だ。

「大統領」は昭和30年代から大阪市生野区を中心に営業を続け、最盛期には数十人の引き手がいた。車も導入されているが、昭和ノスタルジー漂う手押し屋台を今なお引き続けているのが棚倉史郎さん(73)だ。

 そのキャリアは40年以上。現在も午後2時から準備を始め、同6時ごろには出発。日曜日を除いて生野区や平野区、東大阪市などで日付が変わるころまでラーメンを作り続けている。

 屋台には、スープや容器、プロパンガスなどが積まれ結構な重量。車販売の方が楽そうではあるが「やっぱりこれの方が喜んでくれる人がよーさんおるからな」と笑う。屋台の横には「おっちゃんへ、がんばってね」「ありがとう」などと書かれた手紙が飾られており、ファンから愛され続けているのがうかがえる。

 地元の大阪偕星学園が2015年の第97回全国高等学校野球選手権大会で甲子園初出場した際には「選手に食べさせてやりたい」という要請に応じ、同校前に赴いて激励のラーメンを作ったという。

 現在は、チャルメラもスピーカーで流しているが以前は自ら吹いており「(リードの部分の)わらのとこを吹くんやけど、最初はコツがいったな。

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