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不動産無断売却で男女3人逮捕「地面師」の名義書き換え巧妙手口

2017年6月9日 17時00分 (2017年6月10日 11時11分 更新)

 都心に不動産を所有する女性に成りすまし、会社役員から2億4000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課はこのほど、詐欺容疑などで神奈川県横須賀市の無職中村美佐江容疑者(67)ら男女3人を逮捕した。

 3人は他人の土地を無断で売却し代金をだまし取る「地面師グループ」の一員とみられる。逮捕容疑は2014年2月、偽造された印鑑登録証明書などで、東京都港区南麻布に約300平方メートルの土地とマンションを所有する70代の女性(故人)に成りすまし、神奈川県綾瀬市に住む70代の会社役員の男性から、女性の不動産の売却代として2億4000万円をだまし取った疑い。同課は3人の認否を明らかにしていない。

 地面師とは、長年放置されていた他人の土地や所有者が遠方に住んでいる土地などの登記を無断で書き換え、自分の不動産のふりをして第三者に売却する詐欺師。

 知らないうちに自分の土地が他人名義に書き換えられることなどあり得るのか。

 詐欺研究家の野島茂朗氏は「不動産登記は、所有者に確認の通知が法務局から届いたりしますが、空き家が登記名義人の住所だと詐欺をしやすかったりします。空き家の書類を本人に気づかれないうちに回収すればいいのです。また、相続人不在で相続登記しないまま、所有者が死去しているケースも少なくありません」と語る。

 実は大都会には意外に放置されている土地は多い。1回の成功で数億円を荒稼ぎするので、地面師は何年もかけて放置された不動産を探す。

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