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人気ミステリ作家が徹底検証!『イキガミ』盗作騒動の罪

2008年10月17日 08時00分 (2008年11月14日 08時00分 更新)

05年より「週刊ヤングサンデー」で不
定期連載され、同誌休刊に伴い「ビッ
グコミックスピリッツ」へ移籍した
『イキガミ』

 現在までに刊行されたコミックス計5巻が累計発行部数200万部を超え、松田翔太主演の映画版も好評公開中の『イキガミ』(小学館)。ただ一方で、本作が、作家・星新一のショートショート『生活維持省』(『ボッコちゃん』新潮文庫)の剽窃に当たるのではないかという疑惑が生じ(記事参照)、ネットなどで「パクリか否か」という騒動を巻き起こしたのも記憶に新しい。

 主に問題となっているのは、両作に共通している"国家による無作為に選ばれた国民の殺害"という設定。『生活維持省』がこれをオチで明かしているのに対し、『イキガミ』では死亡を予告された人間のドラマに焦点を当てているという違いはあるのだが、確かに物語の根幹となっている設定が酷似していることは間違いない。この問題について、自身のHPでも詳細な検証を行っているミステリ作家の藤岡真氏は次のように語る。

「この2つの作品は、基本的にまったく似ていません。『生活維持省』は美しく平和な生活を維持するために国家が国民を間引いて人口を減らしているという話で、一方の『イキガミ』は星新一公式HPに掲載されている小学館の公式見解にもありますが、"余命24時間と宣告された若者が、死と向き合ってどう生きるのか"というドラマを描くものです。これって、いわゆるお涙頂戴の"難病モノ"と同じなんですよ。このように全然違う話であるにもかかわらず、国家が個人を無作為に選んで殺害するという設定だけが酷似している。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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