告発されたのは会社本体と、経営者の牧野昌哉社長。在宅での処分のデッドラインといわれる1億円の脱税額を超えたため、逮捕は必至とみられる。
国税担当記者によると、アバンギャルドには、牧野社長の父親が代表取締役を務める「マテック」などの関係会社があり、所属タレントがこれらグループ会社の間で移籍したかのように偽装され、架空の移籍料が計上されたという。また、人気タレントのDVDや写真集などが売り上げを伸ばすと、そのタレントを一方の会社から他方の会社へ派遣したかのように装い、架空の派遣経費などを生み出して、利益があまり出なかったかのように帳簿を操作していた。
「この事件のポイントは、所属タレント自身に会社を移籍した認識があるかどうか。なんといっても、あの東京地検特捜部が乗り出す事件だけに、タレントたちは利用された立場とはいえ、事情をしっかり聴かれるだろう。はたしてゆうこりんが、天下の特捜部の取り調べ室でどんな言葉で受け答えするのか(笑)」(司法記者)
ところでこの事件、芸能プロ1社による、単なる脱税事件にはとどまらないだろうとみられている。芸能プロ関係者によると牧野社長はもともと、熊田曜子らを擁する芸能プロ「アーティストハウス・ピラミッド」のスカウトマンとして鳴らし、そこから独立してアバンギャルドを立ち上げたといわれる。
「独立に当たり、ピラミッド側とトラブルになったらしい。しかもこのとき、ピラミッド側には"芸能界のドン"と呼ばれる大物がついたといわれている。そこで、アバンギャルドもこれに対抗すべく大物フィクサーを味方につけたんだが、彼に何らかのカネも流れているんじゃないかとみられているんだ」(芸能プロ関係者)
その人物は、パチンコ・パチスロ業界の裏方として知られ、国税当局や検察にもにらみが利くフィクサーだという話がある。「政治家のスポンサーとしても知られているね。今回、アバンギャルドが脱税でためたカネの一部が政界にばらまかれたという話があり、脱税事件のもみ消しに使われたんじゃないかとも指摘されている。…




