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若者を"食い物"にしているのは企業? メディア? 論壇?(前編)

2009年3月15日 18時00分 (2009年4月10日 08時00分 更新)

『おまえが若者を語るな!』後藤和智氏(左)/『自分探しが止まらない』速水健朗氏(右)

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 ワーキングプア、ニート、フリーター......こんなキーワードとともに、2000年代以降、社会状況を背景に、盛んに論じられるようになった若者論。いわく「若者は劣化している」らしい。そこで、若者論の現状を探るべく、巷に溢れる若者論を「俗流」と一蹴し、一部から喝采と罵声を浴びた後藤和智と、自己啓発やケータイ小説にハマる若者を詳細にルポルタージュし、同じく一部から喝采と罵声を浴びた速水健朗の両氏に対論してもらった。

 * * *

「世界最古の紙・パピルスに最初に書かれた文章は『最近の若者は......』である」なんてジョークがあるように、古今東西、世の大人たちは若者のあり方を嘆きがちだ。

 こと国内メディアにおいては、秋葉原通り魔事件やニート・ひきこもり、学力低下など、若者にまつわる問題が噴出したここ数年、社会学者や精神科医、評論家など、各界の識者によって「若者が変質・劣化した」と語られる機会は多い。

 しかし、『おまえが若者を語るな!』(角川oneテーマ21)の著者・後藤和智によると、若者論の大半は、学術的検証に立脚しない単なる印象論。「俗流」に過ぎないという。

 では、なぜ若者はそこまで白眼視され、俗流若者論が跋扈してしまうのだろうか?

──後藤さんは『おまえが若者を語るな!』で、本誌連載陣でもある宮台真司さんや宇野常寛さんの語る若者論を「俗流」と指摘していますよね。

後藤 だから、私は「サイゾー」の読者的には最悪のゴキブリ野郎ですよね、きっと(笑)。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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