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印刷業界はもうダメだ!? 近頃大日本印刷がお盛んなワケ

2009年8月3日 18時00分 (2009年8月28日 08時00分 更新)

不穏な動きを繰り返す大日本印刷......

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ゆえに紙媒体が不振の今、大凸の業績不振→中小企業の受注減少・倒産→業界の危機と、負の連鎖が続いてしまうのだ。


 ICカードに液晶テレビ、ファンタまで作る新事業


 このように地盤沈下を続ける印刷業界だが、新たな展開で再浮上を図ろうとする取り組みも行われている。その筆頭はやはり、2強の大凸。両社は現在、新規事業領域に進出しており、中には、「それ、印刷?」と首をかしげたくなるような取り組みも存在する。

 凸版印刷は高い技術力を武器に、版下のデジタル化や、液晶テレビ用カラーフィルターの開発製造など、エレクトロニクス分野に積極的に進出してきた。実際、今年3月期の連結決算では、全体の売り上げが大幅に下がる中、「情報エレクトロニクス関連分野」は1.9%の増加という結果になっている。

 対するDNPは全く新しい独自路線を断行しつつ、出版業界へ直接的に進出。この理由として、同社の北島義俊社長は「我々のメインの仕事であった紙媒体に原点回帰し、元気のない出版業界に復活してもらうため」と発言しているが、版元および取次会社、書店・古書店の大手を押さえることで、売れる本を効率よく作って流通させるのが狙いだろうというのが外野の主な見方だ。また、販路や流通を徹底管理するために自社で開発したICタグを出版流通に導入し、需要を自ら生み出す目論みもあるとされる。

 
 大凸以外が生き残るには依存体質からの脱却が必須


 とはいえ大凸がこのような事業展開をできるのは、両社に基礎体力があるからだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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