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君が代不起立女教師 校内で日の丸君が代反対トレーナー着用

2011年6月9日 07時00分 (2011年6月9日 07時33分 更新)

 東京都の教育委員会は2003年、国歌斉唱を義務づける通達を出している。以来、都教委と、入学式・卒業式の国歌斉唱で起立しない「不起立教員」は、飽くなき戦いを繰り広げてきた。文部科学省によると、この10年間で国旗・国歌に関する職務命令違反で懲戒処分を受けた全国の教職員693人のうち、実に431人が東京都という突出ぶりだ。

 彼ら不起立教員の理論的支柱であり、「不起立界のジャンヌ・ダルク」との異名を持つ人物が、N教諭である。彼らの活動をウォッチするフリーライター山田祐氏が解説する。

「彼女はふだんから学校で『OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO』(日の丸・君が代反対)と書かれたトレーナーを着用するなどして、度重なる君が代不起立で都教委から減給や停職といった処分を受けていました。私が見学に行った2008年の卒業式では、今回も不起立ならついに免職処分か、といわれていました。

 当日は、小中学部合わせて25名の卒業生しかいない養護学校に、数十人もの支援者が詰めかけ、『君が代不起立』『日の丸・君が代強制反対』といった物々しい横断幕やゼッケンが掲げられていました。一般生徒や保護者は戸惑った様子でしたが、彼女は拍手と歓声で支援者に迎えられ、式では不起立を貫いたのです」

 そして処分が決まる当日、N教諭は学校の窓から叫んだ。

「みんな聞いてー!(都教委は私を)クビにさせることはできなかった!」

 門の前の支援者らは涙を流し、「勝ったぞー!」と歓喜の雄叫びを上げたのだった。

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