NHK大河「平清盛」に井戸兵庫県知事がまたクレーム!

2012年1月24日 14時45分

 もはや、毎週休み明けの恒例行事となったようだ。井戸敏三兵庫県知事が1月23日の会見で、NHK大河ドラマ「平清盛」(日曜午後8時)に、またクレームを付けた。

 8日に初回放送された「平清盛」に対し、10日の会見で井戸知事は「画面が汚い。鮮やかさのない画面ではチャンネルを回す気にならない」と苦言。これは、同回の放送が大河ドラマの初回放送としては過去3番目の低さだったことに対する意見だった。だが、県には「映像は効果的だった」「知事がテレビ番組に介入すべきではない」などと、井戸知事への批判のメールや電話が312件も入っていた。

 そして、15日の第2回放送を受けた16日、再度、井戸知事が口を開き、「先週言った通り。明るい画質を検討してもらったらと思う」と苦言を呈した。この発言に対し、NHK側は18日の会見で、「当時の空気感を出している。汚いと言われるかもしれないが、我々の思いとして作っている」と反論し、「(画面の)変更の予定はありません」とキッパリ言い切った。

 これでは終わらなかった。22日の第3回放送後の23日の会見で、井戸知事は画面の明るさなどを変更しないとNHK側が語ったことについて、「今変えたら(NHKの)全面敗北になる。世論の動きで見直さざるを得ないこともあるだろうから、期待している」と語った。さらに、「瀬戸内海に船が浮かぶ場面で真っ青な海の色が出ていない。瀬戸内海の自然をきちっと映し出してほしい」と、またも演出上にクレームを付けた。

 県や神戸市は、平清盛の築いた福原京が現在の神戸市兵庫区にあったことから、ドラマの放送に合わせて県や市が観光客誘致を進めている最中。番組への期待感が、批判や要望につながっているもようで、今後も“注文”が出そうな気配だ。そうはいっても、県や市のためにドラマを制作しているわけでもなく、NHKとしては対処に苦慮するところだ。
(蔵元英二)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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